男前彼女とオカマと暗黒のタマ (ページ39)

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37.最終ページ39

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ジャーク？ことおかまは、すたたたたっと素足でヘクソンの所まで駆け寄り、彼を指さした

｢こいつってば昔私をそそのかして、
悪いことさせた奴にそっくりじゃん？」

「なんでオカマなの……」

「千年以上もタマタマ外されてりゃ誰だってオカマになるわ。分りきったこと聞かないでよおバカん♡」
「悪いけどあんたのお役に立てないわ。だって｣

そういってへクソンに背を向けて服をはだけさせる
「賞味期限去年で切れてんだもん。魔人だって生物だもの。早く使わなきゃダメよん♡！」

ジャークの背中には、賞味期限とその説明が書かれていたが、すーっと消えていってしまった。

「残ってた魔力もはにわから出るときに使っちゃったし、今の私はただのオカマ♡残念でしたあん！」

｢あほらし、｣
『あんなに何回も死にかけて…、っわぁっ！』
げんなりしたAをラベンダーは抱き上げ、
ジャークの元へ駆け寄った。

「ねえジャーク。うちの店に来なさいよ♡」
「一緒にやりましょ？」
「歓迎するわよ？」

｢ほんとー！？嬉しい♡！あいつきらーい。
目が怖いんだもーん。べー！」

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ヘクソンやホステス集団が警察に連れて行かれるのを見送り、これで本当にやっと肩の力が抜けた

ひろし｢終わった………
みさえ｢やっとかえれるぅ…！
しんのすけ｢やれやれ、でめたしでめたしだゾ！

『しんのすけ、もう二度と余計なもん拾ってくるんじゃねぇぞ!!ほんとに死ぬかと思ったんだからな…』
本当に本当にもうごめんだ。と自分を抱き上げたままのラベンダーに寄りかかりため息をついた。

｢あら？でも悪いことばかりじゃ無かったんじゃ無いの？ね？A？｣

すぐ耳元でラベンダーの色っぽい掠れた声がして、ﾊｯと顔を上げるとすぐ目の前ににっこり♡と笑顔を向けるラベンダーの姿があった。
とたんにﾎﾞｯと顔に熱が集まるが、第一皆の前だし！というか何時までこのまま姫様だっこなんかっ!?と冷や汗かいたり、もう忙しい！