男前彼女とオカマと暗黒のタマ (ページ35)

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33.反対ページ35

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｢うぉらぁ！！｣力任せに目の前の
ヘクソンの横っ面に思い切り一発叩き込んでやった
｢あ、あたった…！｣

｢当たった、じゃないわよ！早くどうにかしないとアイツに殺されちゃうわよ!?｣
｢そうよ！｣

｢あ！歌は？｣｢歌ぁ!?｣
｢歌を歌って頭を空っぽにすれば！！｣
「空っぽになったら何もできねえじゃねえか…」
「だぁから何も考えずに戦うのよ！」

歌を歌いながらヘクソンをたおすという斬新な発想をみさえがした所で、ヘクソンに蹴り飛ばされたAが飛ばされてきた

『っ…』
｢大丈夫?!A！｣
｢よく頑張ったわぁ！後は任せて！｣
『すみません…』

｢ほお野原ひろし。
こんな時にも貴様の頭の中には、同じ職場の草加ユミがいるな。女房より若い娘か」

ヘクソンの言葉を聞いたねえさんがにいさんを締め上げているのが見えた。
『なぁんですって！？』
｢う、嘘だよ！あいつ口から出まかせを！
それより歌だろ歌！」

『もうヘクソンと一緒に住めよにいさん…そしたら浮気心も無くなんだろ…』
｢恐ろしいこといってんじゃねぇ！！｣

『聞こえたんのかよ…こっわ。』

あれ、なんかしんのすけがねえさんに殴られてるぞ。なんか余計なこと言ったんだな。

ローズ｢ラベンダー、Aちゃんの事お願いね！｣

『え、ローズさんソロソング？』
『歌なら任せてちょうだい！」
｢頑張って！おにいたま！！｣
｢おう！覚悟しやがれ゛！！！！｣
『え゛、いま完全におっさんだったよな』

｢オカマも結局はただの男なのよ。それにしても、あんた待ってなさいって言ったでしょ？｣
ジトッっと見つめられ頭にスコンっとチョップがはいる。めちゃ弱い

『…やっぱりツヨシくんって女神かなんか…』
｢なにいってるのよおバカ。｣

ヘクソンとのタイマンからのツヨシくんとのほんのりトークはやばい。……なんか向こうでローズさんが皆にリンチされてんだけど…

『ツヨシくん…』
｢なによ？｣
『私達もヘクソンの事殴りに行こっか。
んでもう終わらせよ。んでその後聞いて欲しいことあるから、聞いてね』

不思議そうに首まで傾げたツヨシくんが、なんだか可愛くて笑ってしまう。綺麗に剃りあげられたスキンヘッドに手を添えて、かっさらう様にキスをした。
以前とは反対にラベンダーの顔がﾎﾞｯと赤くなった

『ツヨシくん女の子みたい、かわいいね』
｢っあ！あんたねぇ～～！｣
『よし。行こうか』