男前彼女とオカマと暗黒のタマ (ページ11)

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10 珠黄泉族ページ11

ローズ「その珠は昔うちの曾おじいちゃんがお金に困って骨董屋に売ったものなの。」

ラベンダー「だけどそれがいつの間にか外国に売られて」

レモン「それを"アイツ"が日本に持ち込んできたのよ」

みさえ「アイツ？」

ローズ「珠黄泉族の血を引く移民の子孫分かってるのはそれだけ…」

ローズがそこまで話すといきなりスナックのドアの方を見てレモンが叫んだ「来るわ！」

｢入口を固めて！早く!!」「何!?」｢珠黄泉族よ!!」

『おいうそだろ！？』

ラベンダーさんとレモンさんと一緒にイスや何やらをドアの前に運び込みバリケードを作る。仕上げにラベンダーさん私レモンさんの順で3人で腕を組みドアを完全に塞いd《ドガァァァァァッッン!!!!》

『え゛…』
｢ちょっと！！アンタどっから入ってきてんのよ!｣
｢折角バリケード作ったのに無駄になったじゃない!!」

衝撃にそなえ気合いを入れたところで目の前でコンクリートの壁がぶち破られる。Aは唖然とし、
それを見たラベンダーとレモンはブチ切れる。

『派手だなぁ…っ…』
コンクリの壁を体当たりでぶち破ってくるなんて。
壁を壊し入ってきた男はかなりでかいマッチョ

文句を言うラベンダーレモンに肩の埃を払っていた男がふっと笑う。するとどういう訳か壊した壁の穴を通り再び廊下の方へ戻って行ったのだった。

『…なんでもどっていったんだアイツ？』
｢｢う｣｣

そこで顔を見合わせていたラベンダーとレモンが左右からAの腕を引っつかみ走り出す
ガシッガシッ
｢｢わぁぁぁぁぁあぁ！！！！！｣｣
《ドガァァァァァッッン！！！》

ラベンダー｢ちょっと大丈夫!?A?!｣
レモン｢バケモンよ!!あいつ！｣

レモンとラベンダーにより扉といっしょにふっとばされずにすんだAは再びはドアから入店してきた男に顔を引き攣らせたこっえぇぇ…

そしてそこから入ってきたのはホステス軍団と着物姿の小さいおばあさん。

｢どうも、珠黄泉族頭領の玉王ナカムレでございます。銀座でクラブを経営してもろってますどうぞ、
よろしゅう」

「ローズよ」

「オラ、野原しんのすけ!!趣味は｢いいから！」

｢いや～新宿という所はゴチャゴチャしてて落ち着かん街どすな～」

腹の探り合い。というべきか、
なんとも言えない張り詰めた空気が気持ち悪い。