新人歌い手なのに有名になっちゃった？！

第10話(過去編) ページ13

実はねお兄ちゃん、さとみとは実の兄弟じゃないの。
私は生まれて直ぐに捨てられて養護施設に入ってたの。
そして私が6歳の頃、小学1年生になる前にお兄ちゃんの親に拾われたの、そして仲良く暮らしてた。甘やかしてもらったし、幸せだったでもね、その愛は嘘だった…

お兄ちゃんが一人暮らししてから地獄は始まったの…お兄ちゃんは20歳で一人暮らしし始めたから6年前…私が10歳の時かな…？家事とかも全部任されて、何もかも放置したのでも、テストの点数が100点じゃなかったら暴言と暴力ばっかし…時には殺されかけて…w

それを6年間ずっと。
義務教育が終わったから置き手紙を置いてあの家から出た。そしてまぁ、家がないからお兄ちゃんに連絡したら住ませてもらえるってなって今住んでるの。
住み始めたのは入学式の1週間前から

『ほんとにお兄ちゃんには感謝だよ…ありがとうお兄ちゃん…(*´˘`*)』

す｢ｸﾞｽｯ…｣

『…え？どーして泣いてるの？！』

莉｢だってぇ…だってぇぇ！ｸﾞｽｯ｣

る｢そんな辛い過去があるなんてぇ…ｸﾞｽｯ｣

な｢10歳なんてまだちっちゃい時にぃ…ｸﾞｽｯ｣

ジェ｢煽ってごめんなぁ…ｸﾞｽｯ｣

こ｢ｸﾞｽｯ…ｸﾞｽｯ…辛かったね…ｸﾞｽｯ｣

さ｢ｸﾞｽｯ…｣ギュッ
『？！ｸﾞｽｯ…』
ぎゅってされて、暖かくて、安心して涙が出てしまった。

さ｢置いていってごめんね。ｸﾞｽｯ助けられなくてほんとにごめんね。これからはずっと一緒だから。ｸﾞｽｯ絶対に置いていかない。約束する。ｸﾞｽｯ｣

『絶対だよ…ｸﾞｽｯ？』

さ｢うん。ｸﾞｽｯ｣

な｢ｸﾞｽｯ…よし、もう18:00だし、なんか出前でも取ろう。｣

すーな｢『うん…！』｣

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