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月星光る夜、路地裏にて ページ1

「貴様等……」
俺は故意に大きな溜息をつく。
ここは路地裏。
夜の散歩をしていたら、不良共に絡まれた。
「黙って言う事聞けば危害は加えねえよ?」
「ほらほら怯えてんのか?」
不良共が煽ってくる。
こりゃ舐められてるな……
「そうだな?
まずはあるだけの金を出せ、ほら。」
リーダーみたいな奴が手を伸ばしてきた。
当然、俺はそれを叩き落とす。
「テメェ俺達に喧嘩売って……」
「喧嘩を売ってるのは貴様等だ、
正当防衛って主張するからな?」
私は不良達を蹴り飛ばし、警察を呼んだ。
勿論、その間は攻撃を避け続ける。
大体五分ほど避け続けた。
リーダーが私に蹴りを入れようとした時、
呼んだ警察達が到着した。
どうやらそいつらは町で問題の不良らしく、
私はとても感謝された。
事情聴取はやらなかった。
取り敢えず、夜遅いしと、
一旦家に帰してもらったのだ。
私は帰り道を歩く。
街灯が道路を照らし、
空には、月と星が輝いた。
私は空を見ながら歩く。
……しかし、不注意だった。
マンホールの蓋が開いていたのだ。
私は落ちていった。
そこはとても深く、死を覚悟した。
……ああ、まさかこんな所で死ぬなんて。
私は、意識を手放した。


私はふと目を覚ました。
天国でも地獄でもないようだ。
だけど、どういう事だろう。
ここがもしもマンホールだというなら、
もっともっと汚く、暗いはずだ。
地面は恐らく土だろう。
金色の花が集まっている。
私は、どうやら異世界のような所に
落ちてきてしまったようだ……
立ち上がって見渡すと、
ここだけ光が差し込んでいた。
周りは見えなくもないが、まあ薄暗い。
私は地面を踏みしめながら歩いていった。


「……?」
明るい光が差していた。
まるでなにかがそこにあったかの様に。
だが、そこはスッカラカン。
なにもないか。
私はそのまま進む。
「あら、まあ!」
「!?」
女の人の優しそうな声が聞こえる。
私はその影を見つめ、構えた。
やがてその色と形がはっきり見える様になり、
私は驚いた。
それはモフモフの……

モンスターだった。

「あら、別に警戒しなくてもいいのよ?」
私はゆっくり構えを下ろす。が、
いつやられても良い様にはしてある。
「私はトリエル!
ここルインズの管理人よ。」
ウフフ、と笑うトリエルさんの笑顔。
嘘は無いみたいだ。
私はトリエルさんの手を握った。
どうやら、ここを案内してくれるらしい。
まず、ここではパズルを解いて進むと言う。
一体、どんなパズルがあるんだろう……?

平和なルインズにお別れを→



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Denty - アンダーテール!FOOOO! (2018年4月7日 22時) (レス) id: 691cfdecc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:misaki66666 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年2月8日 21時

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