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数分後、注文したものが届いて
食べ物のありがたみを感じたところで
私はあることに引っかかった。
『安室さん、なんか動きがぎこちないような…』
気のせいかな。でも、心配だ。
右肩か何かを庇っているように感じる、怪我してるのかな?
こういう時は本人に直接確認した方が早い!!
聞いてみよう!
『安室さーん!』
ちょうど、客もおらず店員も安室さんだけということで大声で安室さんを呼んだ。
「どうかしましたか?」
ひょこと現れる安室さん。
『私の勘違いかもしれないんですけど、右肩怪我してるんですか?大丈夫ですか?』
「…!! 凄いですね。なぜ分かったのですか?」
『やっぱりそうなんですね!少し動きぎこちなかったんですよ!それにしても右肩どうしたんですか?』
「凄い人だなぁ…。お隣失礼しますね」
『ちょっ、安室さんいいですけど近くないですか?てか、怪我の理由は…?』
「好きです」
『え?』
「好きなんです」
『は?』
私はきょとんとした顔で安室さんを見つめた。
何言ってるんだこの人は
「可愛い顔して…誘惑してるんですか?」
チュ…
えええええ!!!????
何何どういう状況??
ちょちょ苦しい
「だから、遥香さん。僕は貴女のことが好きなんです。付き合ってください」
『待って!今から深呼吸するから』
「??」
すーはーすーはー
よし
『私も好きですよ』
ニコッと微笑みかける
この気持ちはきっとそうだ
私は安室さんのことが好きなんだ
両思いは嬉しい…!
「ふふっほんと可愛いですね。じゃあ付き合ってくれますか?」
『付き合うのはちょっと…ダメです』
私がいつ暴走して、いつ安室さんを殺してしまうか分からない
だから…ダメ
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ザックの嫁 - 殺天ファンに会えて嬉しいです! (2019年12月15日 14時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たっすん | 作成日時:2018年6月23日 14時