‖021‖ ページ23
安室視点
遥香さんの家の中に入ると、
無性にドアを開けたくなる衝動に駆られた。
彼女のことを知りたかった。
最初に開けたのはトイレだった。
次は風呂場、物置、遥香さんの部屋、そしてクローゼット…
『それは、ダメ!』
遥香さんの声、しかし聞いたことのない声。
その声に僕はビクッとしてしまった
遥香さんはまるで、世界の終わりのような顔をしていた。
また見えた、新しい顔。
すると、彼女は笑顔で下着が入っていると言った。
隠しきれてない。
遥香さんも言えないじゃないか
少し意地悪をしてみた
すると彼女は俺を離そうと、引っ張った。
か弱すぎか?筋肉ある?
っていうぐらい何も感じなかった。
とりあえず彼女に言われた通りソファに座った。
彼女は紅茶を出そうとしている。
じっと見てると遥香さんの顔がみるみる赤くなって、そっぽ向いてしまった
可愛い
遥香さんのこと好きなんだ、やっぱり。
自分の全てを話してしまおうか、
彼女は何ていうんだろう。
…怖い。彼女に知られるのが、危害を加えられる可能性もある。
一緒にいる。ただそれだけでいい
それだけで今は十分だ
18人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ザックの嫁 - 殺天ファンに会えて嬉しいです! (2019年12月15日 14時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たっすん | 作成日時:2018年6月23日 14時