救世主(仮) ページ45
いきなりの横山の登場にフリーズするアタシ。
と、うろたえる女共
横山「聞こえへんかったか? 離れろ言うとんじゃ」
『あの、横山くん、これはね、違うの…』
横山「オイ」
『っ!!』
初めて聞く、地を這うような横山の低い声。
これ、マジで怒ってるんだと気づいた。
横山「言い訳聞く暇ないねん。さっさとどっか行けやブス!!!」
『ひ、ひどい…』
『私達っ、ただ横山くんたちが…』
横山「ぁあ?」
『ひっ…』
『ごっ、ごめんなさいっ!!』
横山の迫力に負けたのか、持ってたパイプやらバットやらをその場に投げ捨てて倉庫を走って出る女共。
全員が去ったあと、小さくため息をついた。
横山「はぁ…… 謝るん俺に対してちゃうやろ…」
「いや、おい。ツッコミどころがありすぎるんですけど」
横山「想麻、大丈夫か? ケガしてへん?」
「おいちょっと、スルーすんなお前」
さっきとは打って変わって心配そうに眉下げてますけどね。
オイ、ペタペタ頬触んな
そして顔が近い
横山「ごめんな…」
｢なにが｣
横山「守ってやれんで…」
「や、今回は別に…大丈夫だったし」
横山「そういう問題とちゃうねん… はぁ、自分がイヤになるわ…」
どんだけ自己嫌悪に浸ってんだコイツ
というか、何個か質問あるんですけど
「お前体育館にいたはずだろ。なんで
横山「ちょうど忘れ物取りに行っててん。体育館戻る途中で想麻見つけて…」
「じゃ次の質問。『俺の女』ってなんだ。いつアタシがお前の女になった」
横山「その、あれは…つい口にしてもうたというか…」
「ついで済むかコラ。誤解されんだろうがよ」
横山「俺としては、誤解されてもええんやけどな」
「は?」
何言ってんのコイツ。
誤解されたら今の倍以上の報復が待ち受けてるんですけど?
横山「……おっまえは…ホンッマに鈍感やな!!」
「なにが!! 話が見えないんだけど!!!」
横山「お前が俺の女でもええねん!! ちゅうか、なって欲しいねん!!
想麻のこと、好きやねんから!!!」
「………………は?」
今、何つった。
ラッキーメンバー
性格以外完璧なクラスメート
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朱雀(プロフ) - かほべえさん» 鈍感というか、本気で好きだと思っておらんのでしょうね(笑)。「絶対違うな」と (2017年4月28日 20時) (
レス) id: e3658a4b6e (このIDを非表示/違反報告)
かほべえ(プロフ) - 鈍感だと自負している私でさえ分かるであろう、みんなのアピール（笑） なぜ気付かないんだろ。 そこが主人公ちゃんの良い所？（笑） (2017年4月28日 19時) (レス) id: 0d05787f0f (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(プロフ) - おぉう、お気に入り登録者数18人！ありがたき！ (2017年4月27日 18時) (レス) id: e3658a4b6e (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(プロフ) - かほべえさん» お久しぶりです！面白いなんて、嬉しいお言葉ありがたくちょうだいします！ (2017年4月26日 19時) (レス) id: e3658a4b6e (このIDを非表示/違反報告)
かほべえ(プロフ) - こんにちは、お久しぶりです〜。 やっぱり朱雀さんのストーリーは面白いですね♪ これからの展開、楽しみ〜！ (2017年4月26日 19時) (レス) id: bba2b6473a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱雀 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年4月23日 15時
