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ダダダッ…
家からダッシュで学校に来たのは、剣菱 悠理。
相当の距離を走ったため、満たした胃袋はすでに空っぽになっていた。
悠理「あぁ〜!! 走ったら腹減ったぁあ〜!!!!」
「「「悠理様ぁあ〜!!!」」」
そこに駆け寄るのは男子生徒… ではなく、女子生徒だった。
女なのに、なぜか同性からの人気が高い彼女。
だが、気にもしない。
女子「悠理様、ご飯お持ちしました」
悠理「おぉ〜!ちょうど腹減ってたんだよ!」
そして、無我夢中に食べ物を口に入れる悠理。
これも、日常である。
悠理「んん〜… ふまぁ…」
女子達からもらった差し入れを食べながら校舎へ歩く悠理。その顔は、まるで子どものようでもある。
悠理「んふふ… ん?」
前方を歩く、1人の女子生徒に目をつけた悠理。
背中につくくらい長い黒髪、左手には参考書、胸には他の生徒にはない『P』のバッジ…
悠理「…あっ、Aーっ!!」
呼ばれた彼女は肩を一瞬ビクつかせた後、振り返って悠理の姿を視界に入れた。
A「あ……ゆり!」
彼女＿竹鶴 A＿は、悠理を見つけた途端に手を振った。そんな彼女に悠理は駆け寄る。
悠理「おはよう、Aっ」
A「うん、おはよ」
Aは、生徒会のメンバーにそれぞれニックネームをつけている。
今しがた言ったように、悠理は母音を抜いて『ゆり』。
野梨子は『のん』
可憐は『れん』
美童は『グラ』
清四郎は『きーさん』
そして魅録は『ミロさん』である。
ちなみに、なぜ美童が『グラ』なのか。『ビド』と『ミロ』では発音が似ているからだと言う。
清四郎が『きーさん』と呼ばれているのは、清四郎が何かの事件の際に
胸にある『P』のバッジは、特待生のみ付けることができる、言わば証である。
悠理「相っ変わらず勉強してんだな! これ、食うか？」((ｽｯ
そう言って、悠理が差し出したのは肉まん。悠理の好物の1つで、Aの好物でもある。
A「え、いいの!? ゆり、ありがとぉ〜!」
差し出された肉まんを受け取り、1口頬張る。
すると、頬がゆるゆると緩み、幸せそうな表情が浮かび上がった。
A「おいひぃ…」
悠理「もっと食うか? いっぱいあるぞ!」
そう言って、自分の腕にある差し入れを悠理が分けようとした、その時だった。
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朱雀(プロフ) - ゆかこさん» コメントありがとうございます！主人公は特待生ですが、ずば抜けた天才ではないんです。なさそうでありそう、をイメージしてますので2級ほどが妥当かと思ったのでこのように設定しました。ご指摘、ありがとうございます。 (2017年7月27日 13時) (
レス) id: e3658a4b6e (このIDを非表示/違反報告)
ゆかこ - コメント失礼します。とても面白く、楽しんで読ませていただいています。主人公の設定なのですが2級ですとあまり天才感がないのではないかと思います。 (2017年7月27日 13時) (レス) id: 6ec6dfda31 (このIDを非表示/違反報告)
歌広場公認の嫁だけど文句ある？(プロフ) - 朱雀さん» ありがとうございます。よろしくお願いします。 (2017年7月25日 9時) (レス) id: 2200419093 (このIDを非表示/違反報告)
朱雀(プロフ) - 歌広場公認の嫁だけど文句ある？さん» お望みでしたら、書き加えますよ！ (2017年7月25日 9時) (レス) id: e3658a4b6e (このIDを非表示/違反報告)
歌広場公認の嫁だけど文句ある？(プロフ) - 高清水建設に魅録がバイクで行って父親の警視総監がいるシーンは無いんですね。あのシーン好きで楽しみにしていたのですが…… (2017年7月25日 7時) (レス) id: 2200419093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱雀 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年3月8日 16時
