アタシが苦手な野郎共【∞】弐 (ページ46)

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ノロケの珠ノ屋、作画崩壊の想麻 Y.Y ページ46

愛紗「でさ? パスタ食べる仕草すらカッコいいの!! どう思う? もう完璧しかないよねー!!」

横山「はいはい」

愛紗「ちょっと!! さっきから『はいはい』しか言ってないじゃん!! 真剣に聞いてます!?」

横山「聞いてますぅー」

愛紗「聞いてなかったらモンハンやってないでしょ!!」

横山「ちょ、待って? このクエストもう少しでクリアできそうやねん。

あぁっ、待った!! 装備してへん!!」

愛紗「そのままモンスターに潰されろ」

横山「にゃっ、なんてことを言うねんな!!

あぁっ!! 死ぬ!! 詰んだ詰んだ!!」

あぁ……やられた…

横山「あぁ……またすばると大倉に怒られる…」

愛紗「はっ、ドンマーイ♪」

横山「おい今笑ったよな? 鼻で笑ったよな?」

愛紗「横山クソ弱(笑)」

横山「オイ!! これでもレベル上がったんやぞ!?」

愛紗「そんなの知らなーい」

はぁ……珠ノ屋とおるとなんかエネルギー消費するわ…

いや、嫌いとちゃうで? 絡みがめんどいだけ

愛紗「もー、村上ってばいつまで用事なんだろ。Aも気づいたらいなくなってるしさぁー」

横山「トイレとちゃうの?」

愛紗「行くんなら言っておくから、あの人」

横山「ほーん……」

ヒナはええけど、想麻の行方は気になる。

さっきまで一緒やったんに、どこ行ったんやろ……

あ、ヒナの笑い声。

遠くからでも聞こえるなぁ…

＿＿＿＿＿＿ガラッ

村上「ぶははははっ!! ちょおヨコ!! これっ、これ見てみぃ!!」

いつもよりやかましい笑い声上げながら戻ってきたヒナは、なぜか1枚のルーズリーフを手にしてた。

後から入ってきたんは想麻。なんでかいつもより仏頂面。

横山「なにー、どないしたん。そんなバカ笑いして」

村上「ええから見ろや!! これっ!!」

目尻いつもよりクシャクシャにして見せてきたのは、ルーズリーフに描かれた……

横山「……………イモリ?」

「龍だっつの!!」

横山「えぇ!? ウソやん!! これ絶対イモリやて!!」

「イモリでもヤモリでも美幸でもねぇわ! ほら角あんだろ!! 角っ!!」

横山「えぇー…?」

村上「リストバンドのデザインで、龍描いたって言うて…かっ、カナヘビ描いて…もっかい描いてっ、言うたら…コレっ……」

声にならん笑いになってるし。

え、カナヘビ? もしかして隣にある、このとぐろ巻いてるのがそう?

「龍ってとぐろ巻いてるだろ!」

横山「え、いや…巻いてへんやん、空飛んでるやん」

「空飛びながら巻いてるだろ!!」

横山「えぇー……」

龍は、ないわ…