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善逸side
最近、炭治郎がおかしい
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何がおかしいって言われるとよく分からないけど
授業中窓の外を見るている事が増えた
それに、よく携帯の画面を見つめてため息をついている。
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1番おかしいのは
”音だ”
あの日から不登校になった炭紫Aさんの席(炭治郎の隣)を見てる時にあの日みたいな音が聞こえる
その音は、いつもの優しい炭治郎からは考えられないくらい何だか気持ち悪い音をしている
今だってそうだ、昼休みの時間いつもだったらうるさい伊之助をたしなめているのに携帯の画面を見て暗い顔をしている。
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それに、音がものすごい怖い
ぼーっと炭治郎を見つめているときだった
炭治郎がゆらりと顔を上げてこっちを見る
炭「なあ、、善逸」
善「ひぇ!!な、ななななに炭治郎」
えええ、なんでこんなに怖い顔してるのぉぉおおお(汚い高音)おお、俺なんかしたかな…
善「ど、どうしたんだよ、そんな怖い顔しちゃってさ」
炭「既読無視をされるって事は俺は嫌われてるのだろうか…」
伊「ああ!?きどくむしってなんだ!うまいのか!!」
善「お前はちょっと黙っとけ!な、何があったんだよ本当。俺、炭治郎のそんな気持ち悪い音聞きたくないよお…」
炭「Aが…」
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炭「Aが不登校になったのは俺のせいなんだ…」
善「あの日のことか?」
炭「善逸は見てたもんな…あの日はすまなかった。つい逃げてしまって…」
炭治郎からは酷く悲しい音がした
善「そんなこと気にすんなよ、お、俺は、炭治郎が元気ないの嫌なんだよ!」
炭「ありがとう、でも俺は大丈夫だ」
いつもの優しい笑顔を浮かべた炭治郎は無理しているように見えた
伊「気持ち悪い顔して笑ってんじゃねえ権八郎!!」
炭「気持ち悪い顔って…それに俺は炭治郎だぞ」
困ったように笑う炭治郎はやっぱり無理してるように見える
善「そうだよ、炭治郎。無理して笑ってるの分かってるんだからな!」
そう言うと炭治郎は、炭紫さんに『今日も学校にこないのか』という内容のLI○Eを既読無視された話をした。
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作者名:おにむすび | 作成日時:2020年3月21日 0時