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竈門炭治郎side
可愛い可愛いA。
つい最近は俺に怯えてたのに、今はもう安心させた匂いをさせてる。
君をドロドロに甘やかして俺以外必要ないと思うくらい依存させてやりたい。
もちろん、大好きなAのためだ。いくらだって告白の返事は待てる。これは本心だ。
一刻も早く君を俺のものにしたい。
自分に自信がなく、いつも優しい匂いをさせて、少しつつけば壊れてしまいそうな弱さを持っている君。
そんな君を守りたいんだ。
そばにいさせたい。愛しくて愛しくてたまらないんだ。
君は覚えていないかもしれない、あの日のことを。
入学当初、移動教室があり。忘れ物をしてしまった俺は教室に戻った。
戻る途中の廊下で君が熱を出ししんどそうにうずくまっているのを見かけたんだ。
その時は、同じクラスの子が1人授業開始になってもいなかったな。とそんくらいの認識だったんだ。
声をかけても反応が薄い君を俺は横抱きにして保健室まで連れていった。
その時の、熱でうなされている君を見て失礼だけど可愛いなと守ってやりたいなと思ったんだ。
そこ頃から俺は、君のことが気になってしょうがなかった。
初めての席替え、まさか君の隣の席になるなんて思ってもいなくて俺は嬉しくてたまらなかったよ。
勇気をだして声をかけて、だんだんと仲良くなれることが幸せだったんだ。
だから俺は、君を諦めるつもりも他の誰かにやるつもりもない。
そう例え、それが大事な友達の善逸でも、だ。
善逸は自分で気づいていないがAに惹かれている。
だから善逸には悪いが善逸が自分の気持ちに気づく前に、俺はAの彼氏になる。
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俺は、最低だ。
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作者名:おにむすび | 作成日時:2020年3月21日 0時