花びら七枚目[役に立ちたい] ページ10
Aside
その後ケータさんの家に数日お世話になりながらこの世界について教えてもらい、ご飯とお風呂まで入らせてもらってしまった…こんなにお世話になってしまっていいのだろうか…
ケータ「あれ？そういえば俺Aの妖怪としての能力どんなのか見てないな…見てみたいな！どんな力なの？」
A『えぇ！？そんなの分かりませんよ…』
ウィスパー『えっと…桜さんは敵が放った必殺技を一度だけ全部避けれるみたいです！あと自分の体を桜の花びらに変えて移動もできるみたいですよ』
A『いやいやいや！自分の体を花びらにしたとて戻り方が分からなければどうするのですか！ずっと花びらでしょう！？』
三人「「「あっ…」」」
A『そんな全てを悟ったような顔をしないでください！能力使いたくないじゃないですか！』
ケータ「アハハ、ごめんごめん…でも今度試してみなよ」
A『むぅ…』
そんな風にわちゃわちゃと騒いでいたらもうケータさんは寝る時間になってしまったようだ、今ケータさんのお母様がお部屋に来てそろそろ寝なさいといって電気を消していった
ケータ「まだ眠くないんだけどなぁ…」
ウィスパー『ダメですよケータきゅん、寝ないとまた寝坊しますよ〜』
ジバニャン『そうニャンよ寝た方がいいニャン…ふあぁ…』
A『そうですねぇ…私もそろそろ寝ましょうか…浮いたまま寝れるのもいいですね…』
ケータ「うん、それじゃあお休み〜…また明日ねA」
_______
……このままで良いのだろうか、こんなに良くしてもらっても私は何も返せていない、私は此処にいて良いのだろうかと最初は思っていたがケータさんはそんなことなんて気にしないお人好しのようだ、私が方向音痴だと知ると道に迷ったら危ないし止めておけと外に出るのを止めるほどだ
せめて道くらいはちゃんと覚えて役に立ちたいな…ずっと此処にいるというのもダメだろうし、手紙はちゃんとケータさんの机の上においておいたしあとはケータさんが寝てる間にここを出るだけだ
周りからは自分にこの世界の事を教えてくれた恩人に何をしているんだと言われそうだが仕方がないのだ
A『よし…三人ともぐっすり寝ているな…これなら大丈夫』
手紙は置いてあるしきっと心配しないはず
それにウィスパーさんの言うように私がすごい妖怪だというのなら道くらい覚えていないと格好がつかないしね
一度だけ振り返った後、ベランダの扉を開けて外へと飛び出していった
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革ベルト
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咲夜【さきや】(プロフ) - すずさん» うわー！ありがとうございます！大好きなんて光栄です！ (2019年7月16日 17時) (
レス) id: 29581fb7a3 (このIDを非表示/違反報告)
すず - こんにちは！！咲夜さんの作品いつも見させてもらってます！！とても面白くて大好きですぅう！！！！！ (2019年7月16日 17時) (レス) id: e0af2e8fd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲夜 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年10月24日 12時
