花びら十一枚目[オロチとの遭遇] ページ14
A「さてと、お菓子も食べ終わったしそろそろ別の場所…に…」
膝に落ちてしまったお菓子のカス等を手で払い着物を整え、またどこかに行こうかと思っていたその時…
ふと上を見上げると私と同じように空を飛んでいる黒髪の人を見つけ、珍しいなと思いながら見つめているとその人と目が合い…凄いスピードで飛んできて
まるで雷が落ちるかのように速く私と同じくらいの身長の男の子が落ちてきた…いや、着地した
うん！見事な三点着地…何て言ってる場合じゃない！
誰なんだこの黒髪の人！私と目が合うなり凄い勢いで飛んできて屋根に着地したし何か怖そうな龍のマフラーつけてるし…
「おい、お前が夜桜か？」
…今になって思う、何であんな目立つ場所で私はお菓子を食べてしまったのだろうかと…風が気持ちいいなんて思っていたさっきまでの私を殴りたい
そもそもなんで私の名前を………いや、私もこの人のことは知っている気がする、思いだせないけれど…こんな状態で会うなんて嫌だしここは人違いだと伝えよう
A「…いや、人違いだと思いm「夜桜だな？」はい、私が夜桜です…」
ダメだバレてる、…私何か悪いことしたかな、妖怪なのに人間のフリしてお菓子買ったから？それとも勝手にケータさんの家から出たこと…？……ダメだ見当もつかない
オロチ「私はオロチだ、私はお前を探していたんだ」
A「え？私を…？」
何の用なんだろう…というかこの人マフラーで口が隠れているから表情が全くわからない！でも声色は優しい…まるで好きな人に話しかけているような………いや、気のせいだろう
オロチ「ああ、まずは探すときの手がかりをくれたケータと友に礼を言わなければ…よし行くぞ夜桜」
A「あ、あなたもケータさんと知り合いなのですね！ていうか力強っ…私とそこまで身長も変わらないのにどこからそんな力が出るんですか…」
オロチ「鍛練しているからだろう、お前はまだ妖怪になりたてなのだろう？それなら力の差も仕方ない」
A「いや言っているのはそういう意味ではなく…あぁもう仕方ないですね…分かりました着いていきますよ」
クールそうな見た目なのに意外と強引な人だな…何か嬉しいことがあってテンションが上がっているのかな？何が嬉しいんだろう、私とこの人は似ていないし兄妹ということは無さそう…
まぁ、ケータさんのところに戻ってから考えよう、痛くはないけど力の差がありすぎて手が振りほどけないしどのみち逃げられないもの
続く
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咲夜【さきや】(プロフ) - すずさん» うわー！ありがとうございます！大好きなんて光栄です！ (2019年7月16日 17時) (
レス) id: 29581fb7a3 (このIDを非表示/違反報告)
すず - こんにちは！！咲夜さんの作品いつも見させてもらってます！！とても面白くて大好きですぅう！！！！！ (2019年7月16日 17時) (レス) id: e0af2e8fd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲夜 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年10月24日 12時
