花びら十枚目[駄菓子屋とくじ引き] ページ13
と思ったけどどうしたものか…頼れる人もいないし、いざという時に戦うことも出来ないしそもそも戦いたくない！まさか私がここまでポンコツだとは…私って一応Sランクなんだよね？
他のSランクの人が情けないって泣いてしまうよこんなの自分の同類を見たら
…それに何だか体が異様に軽い、少し風が強く吹いたらフラついてしまう
前はこんなのじゃなかったはずだ…まるで自分の体が本当に桜の花弁になってしまってるようだ、大丈夫だよね私？風で飛ばされないよね…タンポポの綿毛じゃあるまいし
そんな事を悶々と考えながら歩いていると私の時代にもあったような古びたお店の中から子供達の声が聞こえてきた、少し覗いてみようかな…
子供A「嘘だろー！？またハズレだ！ねぇお婆ちゃん当たり抜いたりしてないよね？」
お婆ちゃん「してないよ、ほらハズレのお菓子だよ」
子供B「アハハ！運なさすぎだろAってば！」
子供A「いいだろ別に運がなくても！まぁドロップ缶が貰えただけいいけど…」
…くじ引きをしてるみたいだ、当たりがどんな商品なのかは気になるけれどそれよりお菓子が欲しいな、お金どのくらいあったら買えるんだろう
とりあえずウィスパーさんからもらった葉っぱをつけて…ケータさんがお小遣いだよとくれた５００円でどうにか…なるかな？
A「ちゃんと葉っぱも頭につけて…お金も持ってる…大丈夫だよね」
中に入って何があるのか物色していると初めて会ったときにジバニャンさんがくれたチョコボーというお菓子があった、100円となっているしこれなら買えそうだ
それとさっきの男の子が持っていたドロップ缶も買ってみよう、これならきっと予算内に収まるし量はたくさんあった方がいいもの
お婆ちゃん「ありがとうね〜、これはおまけだよ」
私はいいと遠慮したんだけどイチゴ味のチョコボーと十円ガムをおまけで貰ってしまった、可愛らしいお婆ちゃんだったな…また機会があったらあのお店に行こう、流石にあの量は持ちきれないから袋に入れてもらい
今はどこでこのお菓子を食べるかと悩んでいた
そうだ
どうせなら空を飛びながら探してみよう、いい加減歩くのも疲れてきた頃だし
まぁ高いところを飛ぶのはまだ怖いから低空飛行なんだけれどね
A「この銭湯の屋根だったら座って食べれそう、落ちたら怖いけど気を付ければいいし」
屋根に座ってみたけど結構高い、お菓子を落とさないようにしないと…あ、あと私も
花びら十一枚目[オロチとの遭遇]→←花びら九枚目[つぶ餡こし餡戦争とすれ違い]
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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咲夜【さきや】(プロフ) - すずさん» うわー！ありがとうございます！大好きなんて光栄です！ (2019年7月16日 17時) (
レス) id: 29581fb7a3 (このIDを非表示/違反報告)
すず - こんにちは！！咲夜さんの作品いつも見させてもらってます！！とても面白くて大好きですぅう！！！！！ (2019年7月16日 17時) (レス) id: e0af2e8fd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲夜 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年10月24日 12時
