花びら九枚目[つぶ餡こし餡戦争とすれ違い] ページ12
Aside
さて、これからどうしようかな
ケータさんの家を出てきたはいいけど相変わらず私の同類…
いや妖怪でいいか、歩いてるだけで妖怪たちは見てくるし…そんなに私の服変かな…
そんな事を悶々と考えながら歩いていたら商店街のある場所についた、色んなお店があって何処からも美味しそうな香りがする
A「結構な距離を歩いてきたけど…ここは何て言う場所なんだろう」
近くにあった標識を眺めていたらおつかい横丁とかいてあった、団地と商店街がある場所がおつかい横丁だって覚えておこう…
そうこうしていたら商店街の近くにあるお饅頭屋さんの方から言い争う声が聞こえてきた
？？『絶対に饅頭はこし餡だろ！』
？？『否！饅頭はつぶ餡だ！』
随分とつまらない喧嘩だな、どっちも美味しいからいいと思うんだけど
？？『そこの小さい子！饅頭はつぶ餡だよな！？』
？？『いやいや！つぶ餡だな！？』
A「そんなこと言われても…あと小さい子は余計です』
何でこの蟹みたいな髪型の人とポニーテールさんはこんな下らないことで言い争ってるんだろう…これはもう…
A『ご、ごめんなさーい！』
逃げるが勝ちだ、ごめんなさいお二方…私どっちも好きなので決められません…二人ともつぶ餡も好きだしこし餡も好きなのです、次会うときは決めておきますので…
？？『…困らせてしまったか』
？？『確かに行きなり喧嘩腰で聞くのはダメだったよなぁ』
オロチ『…！土蜘蛛様…！と大ガマ、いきなりで申し訳ないのですが探している妖怪がいまして…桜の着物を着た女の妖怪で…』
大ガマ『おい俺だけ雑だなオロチ、まぁいいか…桜の着物…さっきの子か？』
土蜘蛛『そうであろうな、その娘なら段々坂方面へ行ったぞ、すれ違いとは難儀なものよ…ついさっきまで此処に居たぞ』
オロチ『またか……ありがとうございます、では』
大ガマ『アイツがあんな必死に何かを探すのって珍しいな』
土蜘蛛『そうさな…それほどまでに大切な女性なのだろうか』
大ガマ『そうじゃねぇの？まぁそれはいいとして…俺らあの子に名前告げるの忘れてないか？』
土蜘蛛『……次にあったときに伝えよう…また会う気がするしな』
______
A『に、逃げてきてしまった…どうしよう、ここ知らない場所だ…とりあえず…しばらくこの辺りを歩いてみようかな』
うん…この街のこと何も知らないのに走ってきちゃったから全然土地勘もないや、とりあえずこの辺りを散策してみようかな
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咲夜【さきや】(プロフ) - すずさん» うわー！ありがとうございます！大好きなんて光栄です！ (2019年7月16日 17時) (
レス) id: 29581fb7a3 (このIDを非表示/違反報告)
すず - こんにちは！！咲夜さんの作品いつも見させてもらってます！！とても面白くて大好きですぅう！！！！！ (2019年7月16日 17時) (レス) id: e0af2e8fd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲夜 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年10月24日 12時
