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「えっ…!えっと…」

驚きと戸惑いと、ほんの少しの惚気。

この一言でそれだけいろんな表情ができるなんて、役者としては羨ましいもんだ。


「えっと菊池さん…なんで…」


きっと2人とも誰にも付き合ってることは言ってないんだろう

どこから漏れたんだと警戒した顔にちょっと苛立ちを覚える

見てりゃ分かるんだよ、Aの圭太に向ける目と俺に向ける目が違うことくらい


「なんとなく、雰囲気?」

「さすが菊池さんです…」


否定の言葉もなく、それにも苛立った

いや、多分悲しいっていう感情を苛立ちで隠したんだ


圭太とは3か月ほど前から付き合っていること、

圭太から告白されたこと、

聞きたくもないはずの事も自分から聞き出した


「そうなんだ、じゃあ幸せだな」


とりあえず仕事仲間っぽく、先輩っぽく、友人っぽく答えられた


てか、3か月前からってことは、俺の方が出会うの先じゃん

なんて後悔したって遅い。


「菊池さん、圭太と仲いいですよね?」

「ん?」

「私、男性とお付き合いするの、圭太が初めてで分からないことだらけで…

でも私たちの事知ってるのきっと菊池さんだけだから、良かったら色々相談させてもらえませんか
…?」

「あぁ、俺なんかでよければ、参考になるか分かんないけど。」


なんで俺がこいつらの恋愛相談に乗らなきゃいけないんだよ…

そんなことを思いながら、LINEのQRコードを表示する


「ありがとうございますっ!」

「そのかわりさ、」


なんて嬉々として俺のスマホにカメラを向ける彼女に少し意地悪を。

「俺のこと名前で呼んでよ。あと敬語もなし。」


友達になろうよと言ってAの肩を叩く。


「そんなの無理ですよっ…」

「俺と圭太同い年だよ?」


俺の無茶な言い訳に戸惑いながらも


「じゃあ、ふうま、くん…よろしく、ね」



また頬を少し赤くしながらうつむくアナタ。

だからそんな顔しちゃダメだってば。

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作者名:m.y. | 作成日時:2018年3月9日 10時

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