和 也side ページ12
夜中に謙杜の家族から連絡があって、
みんなで病院に駆けつけた。
病室に入れば、謙杜は目を閉じて、動かへんかった。
かろうじて呼吸が出来とって、
あと少しで呼吸も出来なくなって、
心臓が止まってしまうんやって。
駿｢長尾…一緒にデビューするって言うたやんか！！！｣
みっちーはかなり不安定で、
怒っとるんか、悲しんどるんかわからん。
謙｢ごめんね…ありがとう。｣
かすかにそう聞こえた。
握っていた手に力がこもる。
けど…謙杜の手はどんどん力が抜けていって…
ピーーーーｯ
聞きたくなかった音が響いた。
駿｢長尾…長尾！！起きろって！
なぁ！！
ああーー！！｣
みっちーはずっと謙杜に話しかけとるけど、
もちろん帰ってくるはずもなく、
謙杜の泣き顔のような笑顔に吸収されてく。
全員の涙が布団に落ち、謙杜の手に落ち。
そん時やった。
つーっと謙杜の顔を涙が伝った。
俺らの涙やない、謙杜の涙。
なぁ謙杜。今何を思っとる？
俺らのこと考えてくれとった？
謙杜の涙にどんな意味があるんか
もう聞くんは無理やけど…。
謙杜が悲しくないといいな。
寂しくないといいな。
謙杜。
幸せになってな。
ずっと近くにおってな。
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まお - もう、フィクションだって知っているのに涙が止まらなかったです。こんなことが現実で起きてしまったら、この物語以上に泣いてしまうんだなと思いました。最高な物語ありがとうございました。 (2022年9月29日 15時) (
レス) @page16 id: 33d8422bef (このIDを非表示/違反報告)
望月笑陽(プロフ) - smszkphsj614さん» 最高と言っていただけてとてもうれしいです！！読みづらいところもあったと思いますが、最後まで読んでくださってありがとうございます！ (2022年1月6日 7時) (レス) id: a94e6d0054 (このIDを非表示/違反報告)
smszkphsj614(プロフ) - 最後涙がたまりませんでした。最高でした！素敵な作品ありがとうございます。お疲れさまでした (2022年1月5日 23時) (レス) @page16 id: 8db8ecdecf (このIDを非表示/違反報告)
望月笑陽(プロフ) - ゆーさん» うれしいです！ありがとうございます！！バッドエンド(？)を書くのは初めてだったので、感動していただける内容になって本当に良かったです！ (2022年1月4日 21時) (レス) id: a94e6d0054 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - めっちゃ感動しました!!とても良かったと思います！ (2022年1月4日 19時) (レス) @page16 id: 6082a76d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望月笑陽 | 作成日時：2022年1月3日 21時
