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氷川『何ッ!?武藤が?』

山尾『オレ達の計画をかぎつけたらしく、会って話がしたいと言ってきた…場合によっては先に始末するしかないだろう』

氷川『…くっ』



「とでも言って、氷川さんをその気にさせたんだと思う…」

哀「だから2人は、人目につかない沢と雪原を歩いて行ったのね…」

コ「そして、もうひとつの障害は、記念式典に都知事が出席するのがわかったことだ…都知事が来れば、当然多くのマスコミや関係者も同行する…」

「基地局の爆破で固定電話と携帯を使えなくしても、ダムの決壊が外に漏れてしまうことは避けられない…」

哀「なるほど…村を水で沈めても、その後で宝石を隠した場所を見つける時間が必要だったってことね…」

「そこで、都知事を村へ来させないためと、爆弾のテストを兼ねて、トンネルを爆破した…ただ、冬馬さんの意識が戻ったのは、まったくの計算外だったんだと思う…」

冬馬「!?」

「たまたま冬馬さんが、事件当日の記憶をなくしていたのでひと安心したけど…ダイヤモンドダストをきっかけに記憶が戻りそうになったから…歩美ちゃん達と一緒に始末しようと考えたの…」

全―コナン、哀、ヘレン「!!」

コ「後は、宝石を手にして高飛びすればいい…」

哀「…すでに密航の手筈も済ませてるでしょうね…」

光「どうしたの?冬馬くん…疲れたの?」

冬馬「ううん」

コ「ボクらの話、何か引っかかった?」

冬馬「うん…何か違うような…何だろう…」

コ「…悪いけど今は急ぐしかない…山尾さんは、冬馬さんを襲ったことで時間を取られて、まだダムに爆弾を仕掛けてないと思う…」

冬馬「うん!!」

「その前には、職員がいたもんね!!」

コ「だとすれば、まだ望みはある!!」

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作者名:雪音 | 作成日時:2013年12月22日 19時

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