41. ページ42
冬馬「ボクに!?」
コ「冬馬さんはあの日、夜明け前に出かけたあ母さんを追ったんでしょ?病院まで会いに行こうとしてら現場の道を、通った…だから…」
冬馬『あれ、お母さん…よかったぁ…お母さんに会えた…』
哀「あれは、冬馬くんにとって、8年前の続きだったのね…」
コ「ああ…」
「山尾さんにとって…冬馬さんを気絶させて車に、乗せるのは簡単だったはず…そのまま車を走らせたのは、冬馬さんをどうするか決めていたから…だけどその時見られてしまったのよ…気がついた冬馬さんに強奪したダイヤが飛び散るところを…」
光「じゃあ、ダイヤモンドダストを見て何か思いだしかけたのは…」
元「本物のお宝だったんだ!!」
コ「宝石を見られた以上、山尾さんの気持ちは決まったはずだ…」
歩「宝石は、おばあさんの家?」
元「どこかに隠したんだ!!」
コ「そう、山尾さんは昔の家の位置をチェックしていたからな…」
哀「自首したのは、数年で出てこられると思ったからね…」
「ところが思ったより重い罪になり…村はその間にダムの底に沈んでしまった…
宝石を取り戻すためには、ダムの水を全部抜くしかない…」
歩「水を!?」
元「抜くー!?」
哀「だからこの式典を狙ったのね…」
光「どうしてですか?」
「ダムの職員も式典に参加するからよ…」
コ「留守番は2人だけ…爆破されるなんて思ってもいないハズ…」
歩「そんなことしたら村が…」
元「みんな死んじゃうよ!!」
コ「彼より先にダムに着かなきゃならない…」
冬馬「見て!!明かりが!!」
光「出口です!!」
40人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪音 | 作成日時:2013年12月22日 19時