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冬馬「ボクに!?」

コ「冬馬さんはあの日、夜明け前に出かけたあ母さんを追ったんでしょ?病院まで会いに行こうとしてら現場の道を、通った…だから…」


冬馬『あれ、お母さん…よかったぁ…お母さんに会えた…』


哀「あれは、冬馬くんにとって、8年前の続きだったのね…」

コ「ああ…」

「山尾さんにとって…冬馬さんを気絶させて車に、乗せるのは簡単だったはず…そのまま車を走らせたのは、冬馬さんをどうするか決めていたから…だけどその時見られてしまったのよ…気がついた冬馬さんに強奪したダイヤが飛び散るところを…」

光「じゃあ、ダイヤモンドダストを見て何か思いだしかけたのは…」

元「本物のお宝だったんだ!!」

コ「宝石を見られた以上、山尾さんの気持ちは決まったはずだ…」

歩「宝石は、おばあさんの家?」

元「どこかに隠したんだ!!」

コ「そう、山尾さんは昔の家の位置をチェックしていたからな…」

哀「自首したのは、数年で出てこられると思ったからね…」

「ところが思ったより重い罪になり…村はその間にダムの底に沈んでしまった…
宝石を取り戻すためには、ダムの水を全部抜くしかない…」

歩「水を!?」

元「抜くー!?」

哀「だからこの式典を狙ったのね…」

光「どうしてですか?」

「ダムの職員も式典に参加するからよ…」

コ「留守番は2人だけ…爆破されるなんて思ってもいないハズ…」

歩「そんなことしたら村が…」

元「みんな死んじゃうよ!!」

コ「彼より先にダムに着かなきゃならない…」

冬馬「見て!!明かりが!!」

光「出口です!!」

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作者名:雪音 | 作成日時:2013年12月22日 19時

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