[梵天] 武器ハ人トナル-season Ⅰ (ページ9)

今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:8,353 hit

nine ページ9

後ろでそれを見ていた三途様は怒りだし私の方に来ようとするがそれをボスが止める

私はそのまま靴の上に吐かれた血を眺める
すると、何を勘違いしたのか若頭は私に挑発するように暴言をはいてきたり靴を踏んだりしてきた

一度目を瞑り次に目をあげると同時に拘束具で若頭の頭を一度殴った
若頭は自分の頭から流れている血を見て今度は怯えて命乞いをしてきすぐに手のひらを返してきた……
なんとも滑稽だ

うるさいのでポケットからガムテープを出し若頭の口に付ける

そしてそのまま腕、足と拘束具をつけて桐生グループの秘書のほうに歩き拘束具を若頭と同じように付ける

終わったためボスの方に向き頭を深く下げ
「終わりました」
と伝える

「下がれ」

ボスはそう言い下がる私と入れ替わる様に九井様と三途様を拘束された6名のほうに出した
それからは早いもので九井様が桐生グループの3人を三途様が蒼龍の3人を殺し部下が後片付けをしてこの任務は終わった

私とボス達は部下が運転する車に全員で乗り帰っていた

「A 靴新しいの買いに行く？」

ボスは私にそう言い私の靴に目線を向けていた

「そうやな……Aもうながいことその靴使っとたしボスの言葉に甘えたらどうだ？」

ボスの右隣に座っている九井様も私の靴を見てそう言う

「いえ、大丈夫です。私はこの靴がいいので…」

「えぇ〜新しい靴買うなら蘭ちゃんが良いもの教えてあげようと思ってたのになぁ」

全員で会話を続けていると私の携帯電話の電子音が鳴る

私は自分の携帯電話を取り出し見るとそこには私が任せられている店からの連絡で…
『店の前で梵天のことについて教えろと大声で言っている客がいます！
他の通行人も見ています…どうしたらいいでしょうか？』
と書いてあった

「山下さん、korunで止めてくれませんか？」

「えっ！！今からですか？」

「はい…お願いします。」

私が部下の山下さんにそう言い服や靴などの予備がある為それに着替えて鞄に携帯電話などを入れ
鞄の中に入っている香水を付ける

「 A、今からkorunに行くなんてどうしたの？」

ボスは心配しているような声で私に聞いてきた
周りの三途様達も同じように私を見つめる

「お店の前で暴れているお客様がいまして…店員だけでは止めれないそうなので」

「気をつけてね…A」

ボスはそういい…私の手を少し握ってきた私はそれを握り返す

車が止まりkorunに着いたのが分かった
車から出て暫くすると人混みが見えた