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鶴蝶様は私が血を吐いたのを確認すると
「明司、Aを部屋に連れてってやれ…三途達は俺と九井でなんとかしとく」
そう言い九井様と一緒に三途様達のほうに歩く
私はそんなに酷くはないので大丈夫だと明司様に伝えたが
「Aを連れて行かねぇーと鶴蝶に俺が怒られちまう」
と少し顔を落ち込ませながら言われてしまい言う通りに自室に戻った
ベッドに腰をかけて三途様の左腕が私の頬にあたったのを思い出す。
些細なことだがどうしても気にしてしまう…
三途様はいつも頭などを冗談ぽく叩くことがあってもあまり力は入っていない
だが、今日はお薬が入っていたためいつも以上の力が入っていた
ベッドから腰を上げドレッサーがある場所に向かう
ドレッサーの鏡を見れば頬は少し腫れていた
明日にはもっと腫れているだろう
明日は潜入捜査がある為それに支障をきたしてしまうだろうし、どうしたものかと色々と考えているとコンコンと扉を2回ノックするのが聞こえ私はそれに対し
「はい」
と応えると
「A……俺だ入ってもいいか？」
と九井様の声が聞こえすぐさま扉の方に向かい扉を開く
すると、そこには九井様だけではなく蘭様，竜胆様が立っていた
「こんなに勢揃いでどうかされましたか?」
「Aに謝りたいんだとよ」
九井様がそう言うと竜胆様，蘭様と言う順番で謝った
だが、そこに三途様はおられなかった…別に絶対に謝って欲しいなどと思っていない…
九井様はその後、私の頭を優しく撫で
「今日はゆっくり休め…明日は大事な仕事があるからな」
そう言った
「承知しました」
私は御三人方の足音が聞こえなくなるまで頭を下げた状態でとまった
それからは明日に備える為に明日にいる物の準備や最後の作戦確認などをしてシャワールームに入り
身体を隅々まで洗う……
ベッドに腰をかけ横になる
しばらくすると私は夢の中に入ってしまった
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"ピピピッピピピッ"
いつも通り朝の4時に時計が鳴りだした
私はそれをとめるとすぐに洗面所に行き顔を洗ってから鏡で自分の顔を確認した
やはり昨日よりも青紫になっていて腫れが酷くなっていた
今日の任務は今夜まだ時間は少しばかりあるので腫れを引かせるのと色をましにするため最低限のことをすることにした
氷水に付けていたタオルで腫れている方の頬に当て
30分ほど冷やす
6時にもなれば皆様が起きるため、その前に朝ご飯を作って皆様の定位置に食器などを置いた
それが5時50分
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作者名：NOAH | 作成日時：2021年11月2日 1時
