seventeen-追記済み ページ17
-マイキーside
「A…… 少し話をしよう」
俺がそう言うとAは俺を部屋の中に入れて部屋の扉を閉める……
それから俺が椅子に座ると お茶を前に出して自分も向かい側に座った
「ボス…申し訳ありません。」
Aはそう言い頭を深く下げた
「頭を上げて別に怒っているわけじゃないから…
ただ今後のことについて話をしたいんだ……」
俺が優しくそう言うとAはゆっくりと深く下げていた頭を上げて俺の目線を少し下から覗き込むような体勢になった
「Aにはこれから事務作業をしてもらおうと思っている…書類でも梵天のお金管理を中心にAに任せたい。」
「……ｯ!! 私をお捨てにならないのですか？」
Aは驚いた表情でそう言うので俺は思った言葉をそのまま口にした
「なんで？……」
「………人を殺せなくなってはこの社会で生きるのは難しくなります………それに色々と役にも立たなくなってしまいます…」
そう言うAはかぼそい声で目からは涙が溢れている…
Aは今まで心で気づかないフリをしていただけなんだろう…
今Aは昔のような心をもたない物ではなく心がある人として生きれるようにだんだんなってきている…
Aの頬に手を持っていき涙が床に落ちる前に優しく拭ってやる
「……Aはその名前が似合う人にいつかなるために俺達とこの世界を歩んでくれと俺は最初にそう言った……俺達がいきる世界は人を殺せなければ生きていくのは厳しい…それはAの言う通りだ だが、Aはまず1つ目の俺からの任務であるものが終わっていない…」
そうまだAは俺から貰った名前が似合う人になっていない…
「そうでしたね……」
そう言ってAはまだ流れている涙を自分で拭い
顔をさっきよりも少しだけ上にあげ…
「まだ私ボスから頂いた名前を似合う人になってませんでしたもんね」
そう言いながら真っ赤な目で俺を見つめた
「Aは充分 俺達の役に立ってるよ……もう人を殺さなくて済むように俺達で守るから。苦しかったらすぐ言え……」
俺はAを抱き寄せて自分の胸にAの頭を持っていった
俺の心音を聞いて落ち着いたのかAはしばらくすると眠ってしまった
誰がなんと言おうとAにはもう人を殺すのはやめさせる…
だが急に何故 拒絶反応をおこしたのか…
俺はAをベッドに寝かせ部屋から出たあと直ぐに九井にkorunに出入りした者を調べさせることにした
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作者名：NOAH | 作成日時：2021年11月2日 1時
