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始まり ページ3

Aはすぐさま男の上からどき周囲を見渡す
すると、そこにはAと同じように呪力を持っている者がAを目隠しの男を前にして囲むような状況になっていた

「貴女方は誰なのですか!?」

Aは呪詛師かもしれぬと呪力を放ちながら自分の周囲に寄らせないように呪力で壁を作る
が目隠しの男はそれを難なく壊しAに顔を近付ける
Aは回し蹴りを当てようとするが直ぐに足を取られてしまい片脚だけが浮いて目隠しの男に身体が密着する形になる
男は口を開く

「君、夏目家の子でしょ?」

その言葉にAはこれでもかというほど目を見開く
その反応を見て目隠しの男は笑いながら髪をお団子で結ている男に「この子、多分だけど別の呪術師の呪力によって飛ばされた子かもしれないね」と言う
その間 Aは掴まれている足をなんとか抜こうとし身体を捩らせたりしてもがくがより力を入れられるだけで抜ける気がしなく
Aは少しづつ恐怖心が向上してきとうとう右目から涙が流れてしまった

そんな時目隠しの男の後ろから人影が現れ次の瞬間には凄い鈍器のような音と頭から少し血を出している目隠しの男がこちらに倒れてきそうになっていた
その時、横から腕を掴まれ引っ張られる
Aは腕を引っ張った人を見るとそこには茶髪で肩につかないぐらいの髪の毛の女の子がいた

「お前、無力な女泣かすとか最低だな」

Aは先程の女の子の右側からそのような声がしたので見てみると髪を後ろで結ている眼鏡をした綺麗な女性が目に入る
「もう大丈夫よ!怖がらなくて大丈夫!私達は味方よ!」と先程の茶髪の女の子がそう言いAの前に手帳を出しそれを開く
それにAは目を通すと

東京都立呪術高等専門学校1年
釘崎野薔薇
と書いてあった
Aは顔を上にあげその子を見ると優しい顔がこちらに向けられていた
何故か今までの警戒心が一瞬にして消えAは信じてもいいのかもしれないと思いなまえAの表情に笑みがこぼれる
すると髪の色が少し派手な男の子がAの目の前に立ちきらきらと目を輝かす

「俺、虎杖悠仁!えっと宜しくな!」

それに続き色々な人から自己紹介をAはされた。
その最中、先程の目隠しの男が御三家の一つ五条家の当主様という事に驚きが隠せず先程までのとった行動を静かにAは反省していた
野薔薇にAは「次は貴方ね」と言われたため自己紹介をすることにした

「私は夏目家現当主の夏目Aです
以後お見知りおきを」

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作者名:NOAH | 作成日時:2021年8月5日 5時

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