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緋色の血姫 ページ8

時は平安 場は吉原

一人の琴に酔いしれ人々は花街に寄る
その琴を奏でるのは吉原の紅 華苑(かえん)
又の名を緋色の血姫である

華苑が琴を奏でていると芸妓の一人が後ろから現れ正座し合手礼をする

「華苑様 反逆者を捉えてまいりました」

その言葉を聞いた華苑は琴を区切りのいい所で奏でるのを止める
そして立ち上がり一度外にいる今まで聞いてくれた人々に対し一礼をしてから部屋を去る

地下にある牢獄を見るとこの間 吉原に対し背を向けた端の者が居た

「華苑様 おゆるしください…もう吉原に背を向けるようなことはいたしませんっ…どうか…」

華苑は泣きながら命をこう端には目をくれず牢獄を太夫の者に開けさせその中に入る

「珠羅」

そう華苑が小さく囁くと牢獄の床は赤色の液状で覆われその中から白い大蛇が出てくる

「ひィっお許し下さいぃ」


「珠羅 喰ろうても良いぞ」

大蛇は端に近付き大きな身体を端の身体にまきつけてゆく
骨が砕かれてゆき端の意識は朦朧とする
端が最後に見たものは大蛇が口を大きく開き自分を喰らおうとする様だった

牢獄は端の血で染まり端の飛び散った血は華苑の着物をより紅く染めた

そんな彼女は吉原からの絶対の信頼を得ると共に緋色の血姫と言う異名を付けられ恐れられるようになった





「悠仁、これで一通りAの事分かったかな?」

五条はそう言い虎杖悠仁に一通り我の事を説明した
我は虎杖悠仁の肩を掴み顔を近づける

「これで分かったか。あまり我に無礼を働くでは無いぞ」

すると突然 虎杖悠仁は頬を赤く染まらせ目を逸らされる

なんじゃ。失礼な者だな

そう思っていると後ろから肩を掴まれ後ろに身体を引かれる
誰かと思い後ろに顔を向けると傑だった

「A、あまり後輩を困らせるな」

「困らせてはおらん。我は躾をした迄だ」

「その躾をするにしてもAはもっと距離感を考えるべきだよ」

傑にそう言われ虎杖悠仁を見ると未だ頬を赤く染め頭から湯気が出るかのような状態であった

我はもう一度 虎杖悠仁に声を掛ける

「全く耐性をつけんと呪詛師に色気仕掛けされれば命は無いぞ」


「もう用は済んだじゃろう。我は戻る」


我はそう言い医務室を出て真希達を探しに行った

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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作者名:NOAH | 作成日時:2021年6月30日 17時

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