爆豪勝己の暴言日記カップル編 (ページ43)

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最初は優しく優しく。ツンデレとか尊いよね。ページ43

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『いたたた！痛てぇって！！もーちょい優しくしろよ』

「てめェのちいせーんだよ！！」

『お前のがデカすぎんだよ！！童貞がァ！！』

あたしは軽く勝己をける

「っ！！」

『あ、きん○ま蹴った？ごめ』

「てめェ、もう手加減しねーからなァ？？」

『あああ！わるかったって！！』

『んっ…。あっ、！！やっ、む、り！！』

そんで夜更け過ぎまでいじめられた。

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『とまぁ、最初はこんな感じ。』

「ほんと、こんな時まで喧嘩するんや…。そりゃ、腰も痛くなるよ」

『つか、こんな話を昼めし時に屋上でするとか恥ずいんだけど、』

「あ～、ごめんごめん！でもよかった！また今度ね！」

『うぃ』

電話を切って室内に戻る

『あ、轟』

「腰はもう大丈夫なのか？」

『え？』

え、さっきの会話聞かれてた？

「いや、朝からずっと腰を押えていたからな」

『あ、あ～！！大丈夫大丈夫、ちょっとずっこけてさ』

轟は、切なそうな顔をする。
話の内容は聞いてなくても察したんだろうな。

申し訳ない気持ちになった。

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ガチャ

寝ているであろう勝己のために、静かにドアを開けるあたしは優しいと思う。

『え。なんで起きてんの』

「うるせェ。なんでもねェ」

『あ、帰ってきたら相手してやるっつったから待ってたのか。』

勝己があたしを無言で抱きしめる。

『え、なに。お前こんな甘えキャラだった？？』

「…………。」

ずっと無言で抱きしめてくる勝己に思い当たることがある。

『もしかして、ヴィラン討伐共同作戦？』

ひとつのヴィランの団体のアジトが見つかったため、明後日、いくつかの事務所が連携して潰す作戦

もちろん、デクも轟もあたしもいく。

が、勝己はその作戦には参加しない。

万が一敵の罠とかあって、ほかの強いヒーローが絶滅したら、とうとう終わりだから、1人くらい強いヒーローを残しておく。

『あの組織別に、つえーわけでもねーし。』

「てめェ、前見てぇにヘマしたらどーすんだ」

あ、前、腹にグサッといったやつですか。

『うっせーわ！大丈夫だっての』

「本当はお前にはヒーロー辞めてほしかったんだよクソが！！いきなり、帰ってこねー日がでてくんじゃねーかって」

今にも泣き出しそうな勝己。

………………。

『かわいいなお前～！』

「死ね。」