爆豪勝己の暴言日記カップル編 (ページ39)

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プロポーズでさえもツンデレで。ページ39

遅い。遅い。遅いんだよ！！！

ガチャ、とドアの開く音がする

『お前なぁ！今日はお前の誕生日だから気合いいれてメシ作ってたってのにどこ行ってたの。飯抜きにすんぞ。』

「仕事だったんだわボケがァ！！！」

「あと、ほらよ。」

ポンっと投げられたのは小さな箱。

なんとなく想像はついてた。

開けてみると______

『指輪。指輪？指輪…』

「今日俺の誕生日だろ。そいつを受けとんのが俺へのプレゼントだクソ」

一気に顔が赤くなるのを感じる。

プロポーズのセリフもクソいれんのかよ、クソ。

と思いつつもふっ、と笑う。

あたしはその場で指輪を薬指にはめて、勝己に背伸びをしてほっぺに口づけをする。

「……っ！んだよ急に」

勝己の顔は面白いほど真っ赤になる。

『よろしくね、マイダーリン♡♡』

「気持ちわりぃからやめろブスが」

『やっぱ死ね。』

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【新婚さんいら○しゃーい】

【本日の新婚さんはみなさんもご存知人気ヒーロー爆心地とハリケーンのおふたりです！！】

「どーも。」

『うぃーす』

司会「いやぁ、どちらも男気があるヒーローで。」

『いやあたし、女なんすケド』

司会「ではお2人の出会いをどうぞ！」

『いや、スルーか』

「『雄え…』」

『あたしが言う。』

「俺が言う。」

「じゃんけんぽん』

「俺の勝ちだな。」

司会「仲ええなぁ、おい。」

「雄英っすね。元々同じクラスで。きっかけは初めての体力テストでこいつが俺の記録越して俺がムカついてライバル視したからっす。」

『え、そうなの？覚えてねー』

「お前それでよく言おうとしたな」

「でまぁ、なんか知らねーけどそっからライバル視のつもりがいつの間にか気になってて、付き合うようになった、」

司会「へぇ～！意外ですね！！お互いにライバル視されていたお2人ですが、現在ご結婚されてからはどうなんですか？？」

『あたしは別にしてなかったし気にしてなかったけど、とにかくこいつの勝負心がすごくて。
自分より強いやつを作りたくない的な感じで。負けず嫌い過ぎだろってのが第一印象ですね』

『今もデクに負けてるしな』

「……お前あとでおぼけとけ」

「結婚してからもそれは変わらないっすね。誰にも負けるつもりねーんで俺は。」