爆豪勝己の暴言日記カップル編 (ページ34)

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下ネタは子供の前では言っちゃダメ。しんのすけみたいになるよ。ページ34

『デク！！！！』

「ハリケーン！？！？来てくれたんだ！ありがとう！！」

そんなこと言ってるだんじゃねーっての。

デクは強いけど周りにいる民間人をかばい、
背中には建物の破片が刺さって血が出てるし、
相当ダメージをくらっている。

ヴィランは触手を操る。広範囲だから民間人も逃げ遅れるんだな。

『おらぁ！触手プレイか！？ヌルヌル気持ちわるっ！そーゆープレイはやめな、子供いんだろ！』

「ハリケーン……そういう問題じゃないよ…」

「きゃあああ！！」

やばい！あたしは悲鳴の聞こえる方にダッシュしてとっさに襲われている小さな女の子を庇う。

が、後頭部に直撃し、建物に思いっきり背中を打ち付けたせいでめまいが起こる。

『……った！！これ以上頭叩かれたらバカになるわ！！』

「もうすでにバカだろ。」

そのイケボは…、

轟が、ヴィランの触手を凍らせ、その隙に3人が一気にたたみかける。
ヴィランはNo.1、3、4ヒーローに勝てるはずもなく、拘束された。

しかし、最悪なことに建物が倒壊。意識がもうろうとして避けきれなかったあたしの腹に、破片が突き刺さる。

刺さった場所に手をあてる。見ると真っ赤に染まった自分の手。

あたしは視界が暗くなる。目の前でデクが驚き、目を見開くのが見える。轟がこっちに手を伸ばすのが見える。

そして、意識が途絶えた__________

ーーーーーー

～爆豪視点～

今日は非番だ。

非番だからといってどっかに出かけるわけでもねぇ。俺はテキトーに飯を作ってソファに座ってテレビでも見ていた。

【中継でお繋しております。ただいまこのようにヴィランにより周囲の建物は倒壊！】

テレビにデクと半分野郎が映る。

こいつら揃いも揃って何やってんだザコが。情けねェな。

【死者はいずれもいませんが、建物の倒壊によりNo.4ヒーロー、ハリケーンが意識重体とのことです、】

俺はそれを聞いた瞬間思わず立ち上がる。
この3人が揃ってんだ、やられるわけがねェ。
たぶんだが、そこら辺のモブ共を庇ったりしたせいだろ。

俺は携帯を手に取って掛けたくもねぇ相手に電話をかける。

「おいデク！てめェらどこの病院いんだ！！」

「か、かっちゃん、いま××病院だけど…」

おれは病院名を聞くとデクとの電話をぶちぎって、昼メシの途中でもかまわず急いでそこに向かう。

死ぬんじゃねェぞ。