爆豪勝己の暴言日記カップル編 (ページ29)

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酔う一歩手前でやめましょう。でも飲んで忘れたい日もある。ページ29

『結婚、ねぇ。ゆーてまだ24なんだけど～』

「あっという間にたっていくよ！！」

「爆豪くんか、轟くんか決めなさい。」

『爆豪はあの熱愛報道出てたんだから無理っしょ。』

「ほんとは、より戻れるかもって期待してたんやないの！？」

『そうかもな。でももう遅いからなぁ。』

『そゆお茶子もデクとさっさ付き合えっての。』

「だって、デクくん忙しそうやし…」

まぁそうだよなぁ。おまけにNo.1ヒーローといったら人気も高い。取られるか不安だろうな。

テレビとか現場ではよく見るけど、同級生の中ではデクとか会って遊んだりしたやつはたぶんいない。

「あ！ここの店や！」

「いらっしゃいま…、きゃあ！ハリケーン様！サインください♡」

『ほいよ。ぎゅーする？かわい子ちゃん』

「はい！！」

「A…あんたどしたん。セクハラ？」

『ちげーよ！！』

「Aも買っていかんと？」

『別に同窓会行かなくてもいーかなーって』

「…………ニコニコ」

『行きます。買います。』

結局、あたしはお茶子の圧で、店員に進められたパーティドレスを買ってしまった。

『あのドレス代だけでどんだけ飯食えたことか』

「どんだけ食べとるん！？」

『昨日は吉家野で牛丼大盛りのあと、マックでLポテト、そっから家帰って冷蔵庫のプリンを…』

『いってえ！なにすんだよ』

お茶子があたしの頭にばばチョップする。頭割れるよ。

「そろそろ現実見な！！太るよ！」

『わかったっての～。』

ーーーーー

その日の夜～

キンコーン♪

んぁ。あああ？

キンコーン♪

『わかったってのうるせーな。昼寝してたのに誰だよ。』

あたしは寝ぼけて寝巻きのまんま玄関に行く。

「起きたか。」

『げ、轟。来る前に電話しろよ』

「何回もした。」

テーブルに置かれた携帯を見ると何通もの着信履歴で画面が光っている

『まじだ』

「おい、今日は事務所のみんなで飯食うって言ってただろ。行くぞ。」

え？うっそ、

『やば！マジじゃん！やっべちょっとまってて』

あたしは大急ぎで準備する。まあちゃちゃっと、服きて髪とかすだけだけど。

轟は、その間ソファーに座って足を組み、テレビを見る。

自分の家みたいにくつろいでんじゃないよ。

『ん、できた。』

「行くぞ。」

～数時間後～

『んああああぁ……Zｚ…』

「ほんと酔うの早いな」