【男性声優】せ.い.ゆ.うさん

天使の本心 ページ15

蒼井「聞いたよー！大丈夫だった？」

「災難だった………。」









立花さんから救助されて、蒼井君とパラソルの下で休憩中。

あんなことがあったあとで、海で泳ぐ気にもなれずみんなの荷物をパラソルの下で留守番することに。

でも、一人だとさっきみたいになるから………と、蒼井君も残ってくれることに。









蒼井「Aは可愛いから、狙われるんだよ。気を付けてね。」

「蒼井君のほうが可愛いよ。」









蒼井君の心配そうな顔から、迷惑かけたのかなって胸が締め付けられる。

………そんな顔もかわいい←









「ごめんね。泳ぎたかったよね？」

蒼井「大丈夫だよ！Aと話したかったし。」









天使だ………。
顔も可愛いのに、性格までかわいいよ………。

日焼けを気にして、日焼け止めを塗っている蒼井君の女子力を見習わくては。









蒼井「………そのネックレス、つけてくれてるんだ。」

「これ？蒼井君にもらったやつ！」









首から下げているネックレスを軽く持ち上げる。

そこには蒼井君と買い物に行った時に貰ったもの。

お気に入りで普段結構つけている。









蒼井「いつもつけてくれていて、うれしい。」









ふふふ、と笑う蒼井君が可愛くて、こっちまで笑顔になる。

蒼井君はぐっと体を近づけて、私の首のネックレスを指に引っ掻ける。





華奢なのに引き締まった体とか、近くで見るとより綺麗な顔にドキリっと心臓がなる。


指を一見してから、私の目を見る。









蒼井「………本当に気を付けてね。他の男の子に触らせないで。」

「え、？」











射止めるような強い視線から、目が話せない。

高鳴る胸が止まらないし、頭が真っ白になってなにも考えられない。












蒼井「Aは僕のものだから。」









なんてね、なんて笑う蒼井君。

一気に空気が和むが、胸の高鳴りはしばらく収まることはなかった。



















*







*









「(………本心だけどね。)」

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