【男性声優】せ.い.ゆ.うさん

身の毛がよだつ ページ13

「ほんとにやめてください！」

「いいじゃん、いいじゃん。楽しいことしようよ！」









ニヤニヤしながら、鼻の下を伸ばしているこいつを殴りたくなる。

だんだんパラソルから遠ざかっていき、人気のない方へつれていかれる。



すると、いきなりラッシュガードのファスナーに手をかけて下げられる。









「うひょー！お姉さん、いい体してるね！」

「ほんとにやだってば！」









胸への視線が気持ち悪くて、身の毛がよだつ。



この後のことを考えてると、怖くなり目をぎゅっと瞑る。







ほんとうに誰か___________！

















「ね、なにしてるの？僕も混ぜて？」









聞きなれた声で、目を開けるとそこには立花さんが。

安心してなのか、目に涙がたまる。









立花「なにしてるかって聞いてんだけど、」

「いや、別に………。」









立花さんのどす黒い声に怖じけずく、チャラ男。


立花さんはパッとチャラ男の手を叩いて、立花さんの方へ引き寄せられる。









立花「早く失せろ。」

「ひぃぃぃぃぃー！ごめんなさい！」









さっきまでの強気はどこへやら。

立花さんのいっそう低くした声を聞いて、逃げていくチャラ男。


そんな逃げ出した姿を見届けてなから、立花さんがくるりとこちらを向く。









立花「バカ！俺が気づかなかったら、どーするつもりだったんだよ！」

「あたっ！」









まさかの頭にげんこつ。

怒鳴り付ける姿を見ると、心配させてしまったのかなって思った。

鉄槌→←謎の光景

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す