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斉藤「呼んだら、やめてあげる。」
「……っ、呼ぶっ！呼ぶから！」
*
耐えられなくなって、思わずそう言ってしまった。
斉藤はファスナーから手を下ろし、じっと私の瞳を見つめる。
もう私は斉藤の手の中にあって、逃げれないことを察する。
斉藤のまっすぐ私をみる視線が痛いのと恥ずかしさから、下をみる。
*
「________そ、うま。」
斉藤「もう一回。大きな声で。」
「っ、壮馬。」
*
きっと、今の顔は真っ赤だろう。
恥ずかしさからで顔をあげれないでいると、顎をクイッとあげられる。
意地悪そうに笑って、少し細められた目と目が合う。
*
斉藤「目を見て、もう一回。」
「………さっき呼んだじゃん。」
斉藤「さっきも呼んだから言えるでしょ？」
*
巧みな言葉で言いくるめられて、言い返せない。
これは言わないと終わらないということを察して、恥ずかしいけど目をみて呼ぶ。
満足したように笑みを浮かべたかと思うと、目の前にあった顔が一瞬で近づき、唇を奪われる。
顎にあった手が後頭部にまわり、ホールドされて離れられない。
そのまま深くなっていき、いきなりのことでうまく息が吸えなくて苦しくなる。
ドンドンと胸を叩いて訴えると、やっと唇が離れた。
*
「いきなり、何っ、………。」
斉藤「思ってたより破壊力がすごくて。」
*
すると、そのまま体が近づいてくるから逃げるように体を倒すと背中が床につく。
不味いと思うと同時に、顔の横に手をつかれて逃げ場を失う。
この後の展開が読めて、背中はだらだらとイヤな汗が伝う。
*
斉藤「次、斉藤って呼んだらお仕置きだからね。」
*
このまま行為が始まったが余裕なくて何回も"斉藤"と呼んでしまって、お仕置きで全く終わらなかったのはその後のはなし。
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いやなみ - 何度も見てもいい作品です！ (2023年2月18日 23時) (
レス) @page26 id: 13cd4bca3e (このIDを非表示/違反報告)
なぽり(プロフ) - 初めまして。こちらの小説めちゃくちゃ好きです。更新待ってます！ (2022年5月26日 3時) (レス) @page27 id: 55a08a4d64 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - ゆにさん» コメントありがとうございます！そう思っていただけてうれしいです笑 (2020年7月17日 9時) (レス) id: 5b4c966665 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - わぁ、、尊。 (2020年7月14日 23時) (レス) id: b99c6719cb (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - mちゃさん» はじめまして！リクエストありがとうございます！！二つもくださって感謝です！ (2020年6月5日 21時) (レス) id: 5b4c966665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々 | 作成日時：2020年6月1日 21時
