昼のカオと夜のカオ 【江口拓也】

昼のカオ ページ29

モブ「A、久しぶりじゃん！」

「あー！！久しぶり！！」









*









同窓会はホテル内にあるレストランで豪華に開かれた。

久々だが、みんな顔が変わってなくてなんだか懐かしい。

料理も美味しくて、みんなで話せてほんとうに楽しい。


みんなで楽しく話していると、ポンっといきなり肩を叩かれる。









*









？「久しぶり、A。」

「………久しぶり。」

















*











振り返れば、爽やかなイケメン
______成瀬 悠人(なるせ ゆうと)。

話していた周りの友達は軽く黄色い悲鳴を上げているが、私はここの顔はひきつっているだろう。

………なぜなら、









*








モブ「こんなイケメンが彼氏だったって………ほんと、羨ましかったのよ！」

モブ「ほんとね！！Aもかわいかったから、釣り合ってたけど！」

成瀬「いやいや。俺なんかと釣り合ってなかったよ、」









*









そう、彼こそが元カレ。

昔も今も変わらない、その人懐っこい笑顔がムカつく。

………会いたくなんてなかった。









*









モブ「元カレ、元カノだった二人だけにしてあげようよ！」

モブ「そーだね！バイバイ、A！」

「え、ちょっと！！まって！」









*









足早に去っていく、友達の背中をただ見つめることだけしかできない。

う、裏切りものぉぉぉぉ………と、心で叫ぶ。













*









成瀬「久々に二人で話さない？」









*









「外のテラス、人少ないし！」と、強引に腕を引かれる。




-----いやいや、なぜかフラグがたって気がする。

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