無惨の娘ですみません。【鬼滅の刃】

終ノ型、 ページ23

『血鬼術 華模様美ノ酷っっ！！』





美しく輝く花とともに

前上がっていく体




突き上げるように妹の腹に突き刺さる刃



その刃はいつもの硝子のような透明な刃ではなく

薄く赤くなっていた





『はああああっ！！！！！』





腹に力を入れ高く....高く






ｼﾞｼﾞｼﾞ...





「きゃっ.....っ！！！」






ｼﾞｭﾜｯ






焼け焦げるような臭い




山の木々を突き抜け太陽の光が当たるところまで舞い上がっていった





「うっ....くそっ.....！」





最頂点まで行ってまた山に向かって落ちていく




きっとこの時間だけじゃ燃え尽きない。



頚を切るんだ。







『全....っ集中っ！！！』




「い、嫌...っ！！」





最高度の呼吸を....っ！！





『美ノ呼吸 終ノ型 花魁美魁』






ｼｭｯ







『水ノ呼吸 弐ノ型 水車っ！！』






落下と同時に受け身をとる






ボトンと頚が落ちる





「く、くそ...っ！


頚を...切られた！




姉さんなんかに...っ！」




じわじわと体が灰になっていく妹。



『ごめんね。


私があんたを助けるべきだったよね。




でも人を喰ったことは許さない。




さようなら





遊惨(私の妹)』






大粒の涙を流し最後の一欠片が散っていく





『お、おわった...。』






ﾊﾞﾀﾝ







3度目みさ、倒れました。



攻撃に夢中で呼吸での止血をしてる暇がなく...






目に入ってくる草木が揺れて


時間差でくる激しい痛み


止まらない出血






『み......んな......っ。』







プツンと意識が途切れてしまった






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


花魁美魁っ！！

これは、→←絶対に、

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