第83話 ページ3
月詠「大丈夫か?」
貴「…つ、月詠さん」
月詠「そんなにその服が気に入らなかったのか?」
貴「…そんなことはないです。可愛いですけど…私はあんまりこういう服…普段は着ないので…」
月詠「似合っておるがな」
月詠さんはキセルをふかせて私の向かいの椅子に座った。
絵になる。
さすが吉原に使える人だ。
本当に…
貴「美人ですね、月詠さん」
月詠「…!?!?そそそそんなわけない!!!!」
急に月詠さんは顔を真っ赤にした。
か、可愛い…!!
月詠さんってスタイルもいいし顔も綺麗だし優しそうだ。
私は慌てている月詠さんを見て笑ってしまった。
それにつられて、月詠さんも笑う。
月詠「…月詠でいい」
貴「え…?」
月詠「あと、そう年もかわらんじゃろ。タメ口でよい」
貴「…!!!ふふ……よ、よろしくね、月詠!」
月詠「ああ、よろしくなA」
私たちは握手を交わした。
私はこれまで屯所は男だらけで女友達はなかなかいなかった。
…だから、すっごい嬉しくて……自然と笑顔になれた。
貴「…そういえば、総悟……なんであんなに怒ってたんだろ」
月詠「嫉妬に決まってるだろう」
貴「…嫉妬?」
月詠「そんなパンツ見えそうな姿、どの彼氏が見ても心配になるし嫉妬するもんじゃ」
貴「…そういうもの?」
月詠「そういうもんでありんす」
……なんだ。
それなら……少し嬉しいかもしれない。
私はほっと胸をなでおろした。
(総悟!嫉妬してくれたんだね)
(誰が嫉妬なんてするかァ)
(してくれたんでしょ?)
(……)
(総一郎君もAちゃんにはかなわないねぇ)
(さすがAアル!!)
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Rio - とにかく幸せです (2022年9月16日 10時) (レス) @page2 id: 9824f121c1 (このIDを非表示/違反報告)
ミカド(プロフ) - この作品めちゃくちゃ面白いです!!また、更新してくれるのを待ってます!! (2019年3月30日 16時) (レス) id: f327cce89d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミルキー | 作成日時:2018年4月3日 21時