story25 ページ26
隠し通すつもりだった。
僕の気持ち。
メンバーに心配をかけるようなことはこれ以上ダメだと思ってた。
だけど、腫れてるって言われて、すこしやせたとおもってたのに、まだまだ太ってるってこと?
なんて考え始めたら止まらなくて、
考えがループしちゃって、
どうしようもなくなって飛び出した。
屋上は安心する。
まだ逃げ道があるって思える。
いつでも、やめようと思えば辞めれるんだ。
すべて無くすことが無かったことにすることができるんだって思えるから。
そして僕の限界の心は、潤くんを見た瞬間に崩れてしまった。
いうつもりのなかった言葉が口をついて出てしまう。
死にたいわけじゃない、でも生きていくのが辛い。
そんな僕をわかってくれたのだろうか。それとも空気に流されたのだろうか。
後ろから抱きしめられて
肩が冷たくなって
潤くんも泣いていることがわかった。
僕に構わないほうがいいよ
潤くんまで不幸になってしまう
こんな汚い僕を見ていたって楽しくないでしょう?
潤くんが強く抱きしめるのを感じて、なぜか余計に涙が溢れて止まらなかった。
Side翔
2人が出て行ってから楽屋は静まり返っている。
相葉くんは情けない顔してそわそわしているし、智くんだっていつになく難しそうな顔をしている。
それでも誰もしゃべろうとはしなかった。
俺は2人が出て行ったドアをずっと見つめることしかできない。
松潤も、辛いだろうな、とふと思った。
あいつがたまたま目にしてしまったことで、松潤にだけ多く負担を抱え込ませているように感じる。
いや、ニノが負担になってるなんてそういうつもりじゃなくて、
ただ。
俺たち5人で解決するべき試練を、松潤にだけ背負い込ませているような気がしてならない。
もう、ニノ1人の問題や、末っ子2人の問題でもないところまで来ているんじゃないだろうか。
そう思っても、口には出せなくて、やっぱりドアを見つめるしかなかった。
不意にドアが開いて、松潤とニノが入ってくる。
2人とも目が少し赤いような気がしたけれど、特に何もなかったようにそれぞれの定位置に座った。
2人を救いたい。
救わなくては、と悲しげな2人を見て直感的に感じた。
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みるく(プロフ) - ホシネさん» コメントから二カ月空いての返信となってしまい申し訳ありませんでした。コメントとてもうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします。 (2017年9月8日 12時) (
レス) id: 73eac9ba88 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - kammostsluvamosさん» 半年以上前にコメントいただいていたのに遅くなりました。更新楽しみという言葉、本当にうれしいです。ありがとうございます。 (2017年9月8日 12時) (レス) id: 73eac9ba88 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - りむさん» コメントありがとうございます。そして一年以上たった今返信はお求めでないと思いますがとてもうれしい言葉をいただいたので本当に感謝しております。ありがとうございます。 (2017年9月8日 12時) (レス) id: 73eac9ba88 (このIDを非表示/違反報告)
ホシネ - この作品を見て感動しました、ニノの状態がめっちゃ心配ですぅ！更新を楽しみにしていますqwq (2017年7月6日 6時) (レス) id: e09a1adc68 (このIDを非表示/違反報告)
kammostsluvamos(プロフ) - めちゃ泣けます(；＿；)更新楽しみにしてます！ (2017年2月9日 22時) (レス) id: c4f9a481e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるく | 作成日時：2014年12月2日 11時
