赤の魚は青に託す ページ15
シ「あーあ。行かせちった」
本当なら、俺があいつを助けたかった。
大切な、大好きな妹、Aを。
でも、マサイに全て、助けることさえも託した。
あいつはマサイに慣ついてるしな。
それに、マサイにならあいつをやってもいい。
マサイはAを本気で愛してる。
それはメンバーも分かっていること。
だからこそ、Aを託すんだ。
本来なら、俺が助けるはずのところを。
シ「いつまでも悔やんでも仕方なし！」
シ「お前ら、まとめてかかってこいよ」ﾆﾔｯ
ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ ﾎﾞｶｯﾄﾞｺﾞｯﾄﾞｺﾞﾄﾞｺﾞｯ
ｼｭｩｩ
シ「どうした？そんなもんか？来いよ！」
ﾄﾞｺﾞｯﾎﾞｶｯｶｷﾝｯﾎﾞｶｯ
シ「くっ…鉄パイプ使ってきやがって…！」
ﾄﾞｺﾞｯﾄﾞｺﾞｯﾎﾞｶｯ
シ「固いな…あ？血が垂れてる…？」
触って、たどっていくと頭からだった。
シ「ま、いいか。よし、再開だ。来い」
ﾎﾞｶｯｶｷﾝｯﾎﾞｶｯﾄﾞｺﾞｯﾄﾞｺﾞｯ
ｼｭｩｩ
シ「ﾁｯ…まだ居やがる」
なんだかんだいってこの場所が一番敵が多い。
まだ少なくとも１０体はいる。
シ「あ〜！もうけりつけてやる！！」
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ ﾄﾞｶﾞｯﾎﾞｶﾞｯ
シ「おらぁぁぁぁ！」ﾎﾞｶﾞﾄﾞｶﾞﾄﾞｺﾞｯ
ｼｭｩｩ…
シ「ﾊｱ、ﾊｱ…ようやっと全滅か…」
ﾊﾞﾀｯ
シ「あ〜もぉぉぉ！」
シ「つっかれたぁぁぁぁぁぁ！」
モ「こんな夜中に叫ぶな〜」
ダ「おつかれい！」
ン「血垂れてるけど大丈夫！？」
ぺ「だいぶ居たっぽいね」
ザ「マサイに…行かせたんだな？」
シ「あぁ、Aはあいつに任せた」
モ「シルクの成長だ！」
シ「うるせっ…ほんとは行かせたくなかったよ」
ダ「じゃあなんで行かせたんだ？」
シ「あいつにAをやってもいいと思えた」
ン「ﾌﾌｯ…上から目線だなぁ」
シ「俺はあいつの兄ちゃんだ…そうなるさ」
ぺ「マサイ…大丈夫かなぁ」
シ「あいつなら、大丈夫。信じてる」
ザ「うん。あいつなら…きっと」
シ「Aを助け出してくれるさ」
赤い魚は託す。大切な妹を、大切な友人に。
たとえ、大切な妹を取られてしまうとしても。
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緋歌梨(プロフ) - ページ21の絶交の漢字の間違いはわざとですか？わざとだったらすみません… (2020年10月5日 17時) (
レス) id: ef32365840 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - そう言って頂けて嬉しいです！これからも頑張ります！ (2018年10月11日 20時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
Leaf(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます！これからも頑張ってください！！ (2018年10月11日 17時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
Leaf(プロフ) - 何でこんなに低評価なん？めっちゃ面白いのに！ (2018年10月11日 17時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - すいません！直しておきました。ありがとうございました！ (2018年10月5日 10時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずれもん | 作成日時：2018年10月5日 8時
