秘めたる想い ページ18
マ「サギソウだ」
「なんで…」
マ「お前らにとって大事なもんなんだろ？」
「うん…大事、大切なの」
藍華「私は、サギソウが大好きなんだぁ」
「へえ、なんで？」
藍華「花言葉」
「？」
藍華「夢でも貴方を想う、だからだよ」
「！…私は、何回も貴方を夢に見たよ？」
藍華「嬉しい…私も同じ！」
「ホント！お揃いだ！」ﾆｺｯ
藍華「お揃い…！そうだね！」ﾆｺｯ
「藍華…サギソウ、だよ…」ｸﾞｽｯ
藍華「……」
「貴方の大好きな、サギソウ…なんだよ？」
マ「！…そうなのか」ﾎﾞｿｯ
「ねえ、一緒に話そうよ…また笑おうよぉ」
藍華「……」
音もなく涙が、溜まっていた物が落ちていく。
藍華に、涙がポツリポツリと落ちていく。
力も入らなくなり、サギソウを落とす。
藍華の可愛い顔の横にひらりと落ちた。
「藍華ぁ！藍華ぁ、起きてよ！」
ﾋﾟｸﾘ
マ「！？…A、藍華が」
「藍華ぁ！？…藍華？……起きて、お願い」
藍華「………おは…よ…A、ちゃん」ﾆｺｯ
「藍華…もう、寝坊だ…許さないんだから」
藍華「…許して、くれる？」
「起きたんだもの……それだけで嬉しいの」
藍華「うん…」
「だから、許すに決まってるだろ…？」
藍華「ありがと……大好きだよ」
「私も、大好き。今の貴方は貴方が」
藍華「うん…速く、帰りな？もう遅いし」
「！でも…」
藍華「また、いつでも会いに来て」
「…！…うん！またね、藍華！」
藍華「またね、Aちゃん」
「…行こう、マサイ」
マ「おう」
藍華「あ、えと…マサイ、さん？」
マ「あ、はい。なんですか」
藍華「Aちゃんをお願いしますよ」ﾋｿﾋｿ
マ「任せといて下さい」ﾋｿﾋｿ
「何話してんの？」
マ「なーんでもない！帰るぞ！」
「えー！教えろよ〜！」手を降る
藍華「…」ﾆｺｯ 手を降る
マ「いーから行くぞー！」
「えー」
マ「ほら、速く」手を繋ぐ
「手を繋ぐんじゃねえ！」ﾊﾞｼｯ
マ「ちぇ。愛しのAなのに〜」
「それは簡単に言うな」
マ「簡単じゃねえもーん」
「いつもさらっと言ってるくせに」
マ「うるせっ」
「よし、皆のとこまで競争だ！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
マ「あ、ずりぃ！待てよ！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞｯ
藍華「元気でね、Aちゃん」
絹妹の怪異譚 藍華編 終了
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緋歌梨(プロフ) - ページ21の絶交の漢字の間違いはわざとですか？わざとだったらすみません… (2020年10月5日 17時) (
レス) id: ef32365840 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - そう言って頂けて嬉しいです！これからも頑張ります！ (2018年10月11日 20時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
Leaf(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでます！これからも頑張ってください！！ (2018年10月11日 17時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
Leaf(プロフ) - 何でこんなに低評価なん？めっちゃ面白いのに！ (2018年10月11日 17時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - すいません！直しておきました。ありがとうございました！ (2018年10月5日 10時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずれもん | 作成日時：2018年10月5日 8時
