17話 ページ18
Aside
「は、てめなんでそんな大事なこと
もっと早く言わねェんだよ！！！」
空気が固まったのも束の間、
すぐに勝己の怒号が響いた。
なんか、びっくり。
そんなに興味持ってくれるなんて、、、
『てっきりしょーもないとか
思われると、、、』
「お前俺ンことロボットだと
勘違いしてんのか？！」
いや、まあそうじゃないと言えば
嘘になるけど、、、
だって怒り以外の感情なさそうなんだもん！
私はごめんなさい、と小さく呟く。
「、、ﾊｧ、、
で、返事はしたのか？」
『いや、混乱してて返事はできてないけど、
断るつもりだよ。
結婚したこともまだ言ってないし。』
流石に付き合おうなんか思ってない。
蓮は友達だし、そういう関係にはなりたくない。
「、、、、、、」
次は勝己が黙り始めちゃった。
え、私間違ったこと言ってないよね？
告白されるとかぜんっぜん経験ないし、
モテ期とかも来たことないから
こういうのには疎くて困る。
「テメェは、、、」
隣の彼を見ると、
苦しそうな、
寂しそうな、
そんな表情をしている。
「断る理由は、
俺と結婚しちまってるからか？」
これまた予想外で、
勝己らしからぬ弱気な質問。
でも、、、
『結婚とか関係なく付き合わないと思う。
私蓮とは友達でいたいし。』
確かに付き合ってから、
恋愛感情が芽生えるとかは聞いたことがある。
でも、わたしは、、、
『蓮と付き合うより、
これからずっと勝己と生活していく方が
簡単にイメージできたし、、』
落ちていく夕日に照らされているからか、
勝己の顔は少し赤くなってるように見える。
『なんか、勝己と仲良くなりたいって思った。』
この感情に名前はつけられないけど、
勝己も同じだったらいいのにとか、
やっぱり考えちゃうんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 220人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
keykey(プロフ) - カフェのサブちゃさん» わかりみが深すぎるるるるる！ (4月24日 5時) (
レス) id: 0ea8bb613f (このIDを非表示/違反報告)
keykey(プロフ) - カフェのサブちゃさん» やったぁぁぁぁぁ！！ありがとうございます！！ (4月24日 5時) (レス) id: 0ea8bb613f (このIDを非表示/違反報告)
カフェのサブちゃ - かっちゃんかわいいよおおおお！！！ (4月23日 21時) (レス) @page4 id: 1d65ba7826 (このIDを非表示/違反報告)
カフェのサブちゃ - かっちゃん作品は大体神だけどこれはとくに神 (4月23日 21時) (レス) @page1 id: 1d65ba7826 (このIDを非表示/違反報告)
keykey(プロフ) - カフェオレさんさん» コメントありがとうございます！！投稿が遅れて大変申し訳ございません😭心に残る小説になるよう頑張らせていただきます！ (12月30日 19時) (レス) id: 0ea8bb613f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：keykey | 作成日時：2023年4月30日 17時
