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jh「みんな、Aに会いたがってたよ」
お世辞かどうかは分からないけれど、彼の言う「みんな」が会いたがってたのは、明るくきらきらとしていたあのときのわたしで、短い時間の中にいくつかの挫折を経験したせいでちょっとひねくれてしまった、いまのわたしではないと思う。
「でも、わたし、高校のときとだいぶ変わっちゃったから会ってもみんなびっくりしちゃうよね」
表情は笑って明るく言ったつもりだけれど、声は震えていたかもしれない。
わたしがそう言うと彼は歩いていた足を止めるから歩幅を合わせていたわたしも自然と立ち止まる。
振り返ってわたしにぐうっと近づいてじっくりと見つめた彼は
jh「なにも変わってなくない？」
不思議そうに首を横に傾げた。
jh「あ。髪の毛切って短くなった？」
「それだけ？」
jh「うん。それだけ」
そう答えたジェヒョンくんはわたしの住んでいる古いアパートを見ても特に感想も何も言わなかった。
受験に失敗したこと、毎日毎日お金を気にしながら生きていること、そのせいで気にかけれなくなった見た目こと。
わたしが2年半感じていた後ろめたさは彼にとっては大したことではないのかもしれない。
「今日はありがとう。じゃあね、気をつけて帰ってね」
家のドアの前でここまで送り届けてくれた彼にお礼を言って小さく手を振ると、まだ何か言いたげな顔でこちらを見つめていた。
jh「連絡先、聞いてもいい？…お互い家もそんなに遠くないし、手伝えることもあると思うし」
「そ、そうだよね」
わたしはジェヒョンくんと繋がっていたトークアプリもアカウントごと消しちゃったから、彼の携帯にはわたしと繋がる手段は残っていなかった。
ポケットからスマホを取り出して、SNSとそして携帯番号も一応 登録する。
ひとつ増えた連絡先に満足そうに笑みを浮かべて
jh「じゃあね、おやすみ」
今度こそ、わたしに背をむけて歩いていった。
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みる(プロフ) - 優。さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(；；) そうなんです、主人公ちゃん頑張り屋さんなんです〜引き続きふたりの関係を見守っていただけたら嬉しいです！優。さんも 気温や環境が変わる季節ですのでどうかご自愛ください🌼 (3月30日 13時) (
レス) id: 9ed0e28f75 (このIDを非表示/違反報告)
優。(プロフ) - 1000番目のお気に入り登録をゲットしました…！！みるさんの書くジェヒョンかっこよすぎますし、主人公が頑張り屋さんで素敵です。これからの2人の関係と主人公のコンプレックスがどうなるのかすごく楽しみです。季節の変わり目ですので、お身体にお気をつけてください (3月30日 10時) (レス) id: 6fd716d240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みる | 作成日時：2024年3月13日 22時
