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ジェミンが家を出て、ふたりきりになったいま、ジェヒョンくんに話さなきゃいけないことあるってわかってるけど、中々踏み出せずにいた。
静かすぎるのは気まずいけれど、簡素な部屋はドラマでも見る？とかそういうのはできなくて、ジェミンが帰ってくるまで間を繋ぐのはやっぱり会話しかない。
｢ごめんね。狭くて｣
そんなことを言いながら並んでいる椅子を並べ直したり、机の左下に置いていたパソコンを左上に移動してみたりと無意味なことをしていた。
ジェヒョンくんは定期的に会いにきてくれて、空きコマにちょっと近くを出かけてみたり、そんなこともした。
恋人と呼ぶには不確かで友達というはちょっと甘い。
わたしたちはそんな関係。
まだわたしのこと、すきでいてくれているかな。
でも今日も会いに来てくれたってことは期待しても大丈夫だよね？
気づかれないようにいちど深呼吸してから
「ジェヒョンくん。わたし、合格したよ」
jh 「うん、次の春から同じ大学だね」
そう言ってえくぼを見せて笑うのがいつもかわいくて、わたしも同じように真似して笑ってみるけれどなんか違う。
でも最近のわたしは笑っているときが増えたねって大学の友達にも、バイトの先輩たちにも褒められた。
わたし、勉強以外にも自分磨きがんばったよ。
バイトでは学生リーダーまでいったし、動画を見ながらメイクも研究してみた。やっぱりわたしコスメ作ってみたいって強く思った。最近は自分からみてもすこしはかわいくなったんじゃないかなあ？
｢わたし、ジェヒョンくんと隣歩いて大学行きたい｣
いつもみたいにちょっと後ろを歩くんじゃなくて、まっすぐ隣。
｢いまなら胸張って隣を並べる気がするの。
だから、わたしを彼女にしてくれる？｣
そう言うとうん、って頷いてくれたからほっとして肩の力が抜けた。
｢ジェヒョンくんが、すき｣
そう言えばもちもち笑ったジェヒョンくんの顔がまっすぐ近づいてくる。
いまジェヒョンくんがしたいと思ってること、これまでのことからわかっちゃって反射的に唇をふさいでしまうと ちょっと機嫌がわるくなった。
jh ｢嫌ならしないけど、恥ずかしいだけならするよ？｣
ずっと待ってたんだし、って手を退かされてそのまま唇が重なる。
久しぶりのキスは甘くてちょっぴり苦しい。
ただのいつも通りの小さなわたしの家なのに、ふんわりとした夢のような場所にいる気分になるから不思議。
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みる(プロフ) - 優。さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(；；) そうなんです、主人公ちゃん頑張り屋さんなんです〜引き続きふたりの関係を見守っていただけたら嬉しいです！優。さんも 気温や環境が変わる季節ですのでどうかご自愛ください🌼 (3月30日 13時) (
レス) id: 9ed0e28f75 (このIDを非表示/違反報告)
優。(プロフ) - 1000番目のお気に入り登録をゲットしました…！！みるさんの書くジェヒョンかっこよすぎますし、主人公が頑張り屋さんで素敵です。これからの2人の関係と主人公のコンプレックスがどうなるのかすごく楽しみです。季節の変わり目ですので、お身体にお気をつけてください (3月30日 10時) (レス) id: 6fd716d240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みる | 作成日時：2024年3月13日 22時
