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おじいちゃんから貰ったお小遣い、自分のために使いなさいって言われたけれど、わたしも洋服買うのに使おうかな。
店頭のかわいらしい洋服をきたマネキンに導かれるようにお店の中へ入れば、 『いらっしゃいませ』 って店員さんの声に反射的にジェヒョンくんの後ろに隠れた。
地元の百貨店なんだから同級生が働いていたって不思議じゃない。
浮き足立っていたわたしはそんなこと忘れてたけど、
やっぱりまだ高校の同級生に会うのは怖かった。
jh「どうしたの、」
「ボラちゃん。あの店員さん」
動揺した頭でなんとか発したふたつの言葉はジェヒョンくんの影に隠れた理由を説明するには足りないとはわかっていたけれど、どう説明していいか分からなくてあのね、えっと…って言葉につっかえてしまうだけ。
バレないように小さい声で話すからなおさら聞き取りづらいのか、ジェヒョンくんは屈んで耳をわたしの口元にちかづける。
jh「会いたくない、とか？」
簡単にまとめてしまえばそう。
でもこれはおそらくジェヒョンくんが想像しているであろう、わたしがボラちゃんに何か嫌なことをされたとかそういうのではなくて、ただの劣等感から生まれたものでボラちゃんは何も悪くはないんだけど。
それに顔を合わせたくないなって思ったのはもうひとつ理由があった。
「ジェヒョンくんと、いるし。
なんか恥ずかしいな って」
わたしの言葉を聞くと屈んでいた姿勢を元に戻したジェヒョンくんの笑い声が頭の上のほうで聞こえてくる。
またからかってくるんだって思ってたら、 頭になにか被せられるような感覚がした。
jh「こうすればAだってわかんないよ」
さっき買ったキャップだと思う。
わたしにはちょっと大きくて視界が悪くなる。
前がよく見えなくて、先にお店を出ようとする彼に｢まって｣と声を掛けるとわたしの手を引いてそのままお店の外まで連れてってくれた。
ここまでくれば大丈夫かなってまぶたまで深く被っていた帽子の鍔を上げてみたら、ジェヒョンくんと目が合ってふたりで笑い合うのもなんだか楽しい。
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みる(プロフ) - 優。さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(；；) そうなんです、主人公ちゃん頑張り屋さんなんです〜引き続きふたりの関係を見守っていただけたら嬉しいです！優。さんも 気温や環境が変わる季節ですのでどうかご自愛ください🌼 (3月30日 13時) (
レス) id: 9ed0e28f75 (このIDを非表示/違反報告)
優。(プロフ) - 1000番目のお気に入り登録をゲットしました…！！みるさんの書くジェヒョンかっこよすぎますし、主人公が頑張り屋さんで素敵です。これからの2人の関係と主人公のコンプレックスがどうなるのかすごく楽しみです。季節の変わり目ですので、お身体にお気をつけてください (3月30日 10時) (レス) id: 6fd716d240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みる | 作成日時：2024年3月13日 22時
