Top Secret (ページ41)

今日:178 hit、昨日:179 hit、合計:121,149 hit

・ページ41

.

初恋の話をすると、あのときの写真が見たくなってジェノくんのアルバムを引っ張り出してきた。
わたしが写っているのは遠足とかの集合写真のみでそれからはわたしの知らないときのジェノくんがたくさん。

かわいいかわいい〜とどの写真を見てもそう連呼するわたしにジェノくんは恥ずかしがってアルバムを閉じてそのまま強制終了させる。

「もういいでしょ？」ってアルバム戻しに行くジェノくん。わたしはもうちょっとみたかったけれど。

そのときにちょうど家のチャイムが鳴った。

jn「Aちゃん出てくれる？」

「はあい」

さっき頼んだ出前かな。
それにしてはちょっと早いななんて、思いながらも
確認せずにドアを開けたのが間違っていた。

「ありがとうござい…お、お兄ちゃん！！」

dy「A！？」

開いたドアの前に立つのは数日ぶりのお兄ちゃん。
どうしてここに、今週いっぱいは出張のはずなのにって聞きたいことはいっぱいあるのに何も言葉が出せなかった。

騒ぎが聞こえてどうしたの、と様子を見にきたジェノくんもお兄ちゃんの顔を見るなり

「ヒョン！？」

なんて目を丸くするから
わたしもヒョン？？？っていまいろんなことが同時に起こりすぎてほんとによくわからない。