Top Secret (ページ12)

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いまのわたしはちょっと浮かれてる気がする。
大事な仕事が成功した安堵感と、ジェノくんがわたしのことを覚えていてくれた嬉しさ。

dy 「A、すごい楽しそうだけど。今日の仕事がうまくいったから？」

今日は仕事を早めに切り上げで帰ってきてくれたお兄ちゃん。夕飯の食器を片付けながらわたしにそう聞いた。

ちょっとちがうけど、うんって言っとく。
ジェノくんとのこと、お兄ちゃんに言おうかなって思ったけど、それはお母さんが再婚する前の話だし別に言う必要ないかなってとりあえず言わないでおくことにした。

dy 「そういえば、あのイジェノさん？にもお礼しなきゃだね。Aの仕事がうまくいったのも彼が間に合わせてくれたおかげでもあるし」

「そうだよね、どうしようかな」

お礼かあ。
あ、それならご飯に誘おう！って思いついた。
もっと仲良くなれるチャンスかもしれないし、お礼にもなるし一挙両得だもん。