be my baby (ページ9)

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球技大会も無事終了し、クラスの親睦も深まって
わたしはただぼんやりと穏やかな日常を過ごしていくはず、なんだけど…

RJ ｢またあいつきたの？｣

今日もわたしの机の上に置かれたチョコ牛乳をみてロンちゃんにため息つかれた。
ロンちゃんが 'あいつ' と呼ぶのは、ただ過ぎてくようなわたしの日常に嵐の如く現れた、ハルくん。
自分でいうのも恥ずかしいけれど、球技大会の日にわたしに一目惚れしたらしい。毎日のようにわたしにすき！って言いに来て、ちょこ牛乳を届けてくる。

普段はそういうのを面白がるドンヒョクもはじめて来たときには口をあんぐりと開けてあっけにとられていたから、ハルくんはなかなかの強者だとおもう。

JN ｢Aちゃんも拒絶しないから毎日くるんだよ｣

ジェノはそういうけれど、わたしは別に嫌だとか迷惑ってわけじゃないの。みんなの前で告白されたり、かわいいねって言われるのがただ恥ずかしくてちょっとへんなかんじがするだけ。
この前は肘をつきながらわたしを見つめて綺麗な瞳してるね、って言われた。
かわいいはあったとしても綺麗って普段言われないから正直びっくりした。なんかこういうストレートなところがあるからほんと調子狂う。

もちろん、最初にすきって言われたときに断ったよ。
でも、すきになってもらうまでがんばるって言われたし、
Aちゃんのこと、これからたくさん知りたいなあってきらきらした瞳で言われたら、来ないで！って強く言うのも可哀想で。