be my baby (ページ33)

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さっそくキッチンを借りて
ななちゃんは座ってて！って言ったんだけど…

jm「こわい。怪我しないでね」

jm「ちゃんとねこちゃんの手して！」

わたしの包丁の使い方が怪しいらしくて度々声を掛けられる。

最初はAちゃんの料理楽しみだなあってにこにこしていたのにその表情はだんだん不安の入り混じったものへと変わっていった。

座ってていいよって言ったのに心配だったのか結局手伝ってもらっちゃったし。

やっとのことで完成した料理は予想以上時間がかかりすぎて、もう夜ご飯にしては遅めの時間。

「ごめんね。最近忙しかったはずなのにかえって疲れさせちゃったよね」

ほんとは疲れてるだろうからって来たのにこれじゃ意味なかったかも。

jm「ううん。Aちゃんが来てくれただけで十分元気になったよ」

そう言ってわたしのことを優しく抱きしめてくれた。

「でもでも、わたしナナちゃんがいなくても何でもできるようにならなきゃいけないの。じゃないとね、ほんとにだめ人間になっちゃうから」

腕の中からすぽっと顔を出してそう伝えると

jm「できなくても大丈夫だよ。
ずっとナナと一緒にいればいいんだし。ね？」

わたしの顔を覗き込んで甘い言葉を囁いてくれるんだけど

でもこのまま一緒にいるとしたらなおさら
おいしいもの作ってあげて喜ばせてあげたいな〜って。