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Jaemin side
JM ｢Aちゃん？どうしたの？｣
ぼおっとただ一点をながめるAちゃん。
ぱちっと瞬きしてあっ！って我に返ったのか、また まじまじとこっちみて、いままででいちばんかわいい顔でそう言った。
｢わたしね、ナナちゃんがすきみたい｣
何度もずっと待っていた言葉なはずなのにいざ言われると幻想でもみているんじゃないかって不思議に感じる。
なにも言わない様子に不安になったのか、さらに心臓に悪い言葉を続けるAちゃん。
｢な、ななちゃんは？まだわたしのことすき？｣
JM ｢うん、だいすきだよ。
だから、Aちゃんの彼氏にしてくれる？｣
うん と小さく頷いたから、そのまま紅く染まった頬にみじかいキスをいちどした。
わ。って目をまるくするAちゃん。
なんでいちいちこんなに反応がかわいいんだろう。
でもまだこれなんて序の口だよ。
JM ｢もうずっとAちゃんのことすきだったんだから、これから覚悟してね？｣
また同じような朝がやってきた。
バスから降りるとまたぽつぽつと雨が降り始めている。
手を伸ばして雨量を確認しながら
｢傘忘れちゃった。ナナちゃん入れて？｣
なんてかわいくおねだりする女の子。
世話が焼ける彼女でしょ？
でもそんなところが世界でいちばんかわいくて愛おしいの。
｢Aちゃん、今日もかわいいね。どうしてそんなにかわいいの？｣
｢え、わかんないよ…｣
耳がほんのり赤らむのがかわいくてつい言ってしまう。
周りからあれこれ、ドンヒョクにも｢またはじまった…｣だのなんだのぶーぶー文句を言われながら今日も教室へ向かう。
遠回りした分、誰彼みんなから羨ましがられちゃうような、そんな恋をしようね。
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作者名：みる | 作成日時：2023年11月6日 17時
