( 8 ) ページ22
･
HC｢最近チョコ牛乳来なくない？｣
4限目の授業が終わって昼ごはんの準備をしていると、ふいにドンヒョクがそう呟く。
そういえばしばらくハルくんと会っていない気がする。
なんかいろいろなことが起こりすぎて言われるまで気にならなかった。
JN ｢あの子、同じクラスの子に告白されて付き合ったらしいよ｣
HC ｢うわ、最低！Aのこと散々弄んだくせに｣
JN ｢それちょっと語弊ない？｣
ハルくんのことは特別すきなわけではなかったけれど、
あんなにすきすき！って毎日言われたらすこしは勘違いしちゃうわけで、こんなにすんなり他に彼女ができたって聞くとなんかこっちが振られた気分になる。
RJ ｢は？誰がもてあそばれたって？｣
｢うわあ、ロンちゃんいたの？｣
RJ ｢A、あいつってどのクラスか教えて｣
HC ｢怖｣
いまにもなぐり込みに行きそうな勢いのロンちゃんにドンヒョクはオーバーに体を震わせる。
JN ｢ねえ、ジェミンは？｣
慌てて話の方向を変えようとするジェノ。
そういえば、もうお昼なのに来てない。
RJ ｢なんか捕まってる｣
｢捕まってる？｣
RJ ｢女子に｣
' モテる ' といえばわたしの中ではドンヒョクで、今回のナナちゃんみたいに女の子に話しかけられたりして中々お昼に集まって来ない日はあった。でも、最近、ナナちゃんのこと気になるって声がちらほらよく耳に入ってくるようになって、いままでもこんなに多かったかなってなんだかもやもやする。
ロンちゃんのいう、その女の子もたぶんナナちゃんのことすきなのかなってそんなこと考えてみたり。
RJ「Aどうしたの？具合悪いの？」
考え事をしてたわたしを心配そうに見つめるロンちゃん。
「ううん、ただちょっとハルくんのこときいて振られた気分なってただけ」
ほんとのことは言いたくなくて咄嗟に嘘ついたけど、チョイスをまちがえた。言ったとたんにやばいって気づいたけどもう手遅れ。
RJ 「ほんとあいつになんかしないと気済まないんだけど」
また火つけちゃった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1080人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みる | 作成日時：2023年11月6日 17時
