ら。 ページ35
れ「話してごらんなさい」
『…らっだぁに好きな人いたんだなって』
れ「うん」
『相手可哀想だなって！』
らっだぁに好かれた人は可哀想というみどりくんの意見はドンピシャだと思う。
匂いが移りそう(失礼)
れ「…うん」
『それに全然女っ気なかったのにさ、急に好きな人いるってのもねぇ』
自分が何を思ってるのか分からないまま何故かスラスラと言葉が流れていく。
『上手くいくわけないよね、はは…』
『…もし上手くいったら、諦めなきゃ行けないのかな』
目の前がだんだん滲んでいく。
『好きって言えないまま、終わっちゃうのかな』
れ「…」
『らっだぁの好きな人が私じゃなかったら、らっだぁに彼女が出来て、幸せそうなのを遠くから見てなきゃいけなくなるのかな、私だったらなんて考えるのもおかしいって分かってるけどそんなの、耐えきれない、し、こんちゃんに告白されて、こんなこと考えるの、こんちゃんに悪いと思うけど、だって私は、ずっと、らっだぁのこと…！』
れ「A…！落ち着いて」
『っ…ごめん…』
れ「らっだぁの好きな人がAではないって決まった訳じゃないよ。信じようらっだぁを。今まで積み上げてきた思い出は嘘じゃないでしょ」
『っそうだね…』
れ「ほら、今Aが付けてる時計」
『あ…』
右腕を見ると、白に薄いピンクの可愛らしい時計がしてある。
そうだ…この時計、らっだぁと会ってから初めての私の誕生日に、らっだぁがくれたんだっけ
れ「それもう４年くらいつけてるよね？」
『…もう、４年経ってるんだね…』
脳裏にらっだぁの顔が次々と浮かんでは消える。
笑顔、怒った顔、苦笑い、泣き顔、笑顔、笑顔。
『うん。信じてみたいな。』
今までを信じてまたやれることはやらなきゃだよね。
こんちゃんのことも…
れ「まぁ思う存分泣きたまえ」
『なんかむかつく…けど、ありがと…』
結局家に着くまで、涙が止まることはなかったけど。
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さいはて(プロフ) - もとさん» コメントありがとうございます…！ (2017年12月12日 22時) (
レス) id: 67402258cd (このIDを非表示/違反報告)
さいはて(プロフ) - TATさん» フォローありがとうございます！ (2017年12月12日 22時) (レス) id: 67402258cd (このIDを非表示/違反報告)
もと(プロフ) - あくしてぇぇ！泣 ｳﾜｧｧｧｧ!!!なけるよぉぉ！！ (2017年12月10日 23時) (レス) id: 49a9faf8dd (このIDを非表示/違反報告)
TAT(プロフ) - 主人公ちゃんかわええな。あっ。Twitterサイコパスでフォローしましたー！ (2017年12月10日 23時) (レス) id: 31c47bf64e (このIDを非表示/違反報告)
さいはて(プロフ) - ひゃぼさん» ライン越えだぞ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！コメントありがとうございます (2017年12月10日 21時) (レス) id: 67402258cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さいはて | 作成日時：2017年8月21日 4時
