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・
目が覚めた時、智はベッドの中にいた。
「・・・・ゆめ？・・」
確か、買い物に出たはずなのに。
ーーーーどこからが夢？
なんだか釈然としないまま、智はベッドから降りる。
間違いなく自分の部屋なのにーーーーどこか感じる違和感。
「・・んーー・・・」
考えてみたけれどその違和感が何なのか分からないなぁと思っていると、迎えの電話が鳴る。
いつものように家を出て、マネージャーの待つ車に乗り込んだ。
・
「おはよー」
いつものように楽屋に入ると、一瞬の沈黙のあと、四人から「おはよう」と返事が返ってきた。
智はいつものように、二宮の隣に座る。
「ニノ、今日は何のゲームしてんの？」
いつものように、触れるくらいの距離で隣の二宮のゲームを覗き込む。
「・・・・え？」
びっくりしたように二宮が智を見る。
「え・・・なに？」
つられて智も驚いた。
「・・・いや、何でもないです」
訝しげな顔をしたまま視線をゲーム機におとす二宮に、智は首を傾げると・・・他の三人の視線を感じた。
「・・・・・なに？」
「「「なんでもないっ」」」
ぽけっとした顔で智を見つめていた三人を見返すと、慌てたように視線を外された。
お互いにお互いの事をして、時間を過ごす。
智は、思い出したかのように櫻井に話しかける。
「あ、しょーくん。俺って明日何時入りだったっけ？」
「はい？」
新聞から顔を上げた櫻井が、顔を顰める。
「なんで俺に聞くの？」
「え・・」
「自分の予定ぐらい自分で覚えておきなよ。あと、聞くならマネージャーにでしょ？」
「あ・・うん。ほら、しょーくんいつも教えてくれるから」
「なにそれ。他の人のスケジュール覚えておくほどの余裕はないよ」
「・・・ごめんね」
いつもの櫻井なら、明日の予定くらいだと手帳を見ずともスラスラと答えてくれるのだが。
忙しい彼に申し訳なかったなと、智が素直に謝ると、櫻井は複雑な表情をみせて楽屋を出ていってしまった。
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まゆまゆ(プロフ) - satoshiikoさん» satoshiikoしゃーん♪こんにちは。わぁ、嬉しい感想がいっぱいで、ありがとうございます〜！アップするの不安なお話だったので、ホントに嬉しいっ。楽しんでもらえてよかったぁ。あ、次からはどうぞ「まゆちゃん」呼びで♪ (2015年12月16日 14時) (
レス) id: 4d46d16ed8 (このIDを非表示/違反報告)
satoshiiko(プロフ) - まゆまゆちゃん、おはようございます。面白かった〜！ 楽しかった〜！ そして感動した！ちょっとウルウルしちゃいました。 素敵なお話、ありがとう！ (2015年12月16日 8時) (レス) id: 48c930074b (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - なゆるさん» なゆちゃーん、ありがとうっ。そうなの、感覚や感性でこの五人じゃなきゃダメってのを書きたかったんだけど、それを文字にするのが難しかった〜。あっちの世界の五人も、こっちとは違う新しい形を見つけるんだろうなぁって。コメありがとうね！ (2015年12月15日 15時) (レス) id: 4d46d16ed8 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - chikuさん» chikuさん♪はじめまして。楽しんでもらえてよかったです。もう一人の大野さんの世界、うっすらと妄想してたんですが纏まらなくて（苦笑）でもそう言って貰えるのはとても嬉しいです。もし形になったら書きたいなぁと思ってますので、その時は宜しくお願いします♪ (2015年12月15日 15時) (レス) id: 4d46d16ed8 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - あやかさん» あやかさん♪楽しんでもらえて、私も嬉しいですっ。コメありがとうございました！ (2015年12月15日 15時) (レス) id: 4d46d16ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆまゆ
| 作成日時：2015年12月11日 12時
